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「○○だから万枚に届かないんですよ」…設定6濃厚の台で快勝するも厳しい言葉?【濱マモルののほほんコラムVol.232~あと100枚~】

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濱マモルののほほんコラムVol.232~あと100枚~

 前回のコラムで赤坂テンパイくんについて書いたことで、ひとつ思い出したことがある。

 5号機時代の初期は、横浜駅から車で10分ほどのところに住んでいた。近所にはそこそこ頑張っているパチスロ専門店があり、赤坂くんも、そこの常連。6の日が特定日で、とある6の日、アタシは朝から並んだ。もちろん、赤坂くんもいた。

 ライバルは予想以上の数だったが、抽選番号はラッキーなことにひとケタ。となると、やっぱりこれでしょう…とばかりに、銀座の『パチスロ リングにかけろ1』をチョイスした。

 周知の通り、本機は設定6の機械割「約119%」を誇るハイスペックマシンだ。搭載されたボーナスは3系統6種類で、同色7絵柄揃いのビッグボーナス1と、異色7絵柄揃いのビッグボーナス2は純増約312枚、ミドルボーナスは純増約91枚。いずれのボーナス終了後も必ずRT「ブーメランラッシュ」へ突入するのが最大の特徴で、その継続ゲーム数はビッグボーナス1後が200G、ビッグボーナス2及びミドルボーナス後は100Gとなる。

 RTは1G純増約0.4枚で、終了条件は規定ゲーム数消化・ボーナス成立・青チェリー入賞の3パターン。ただし、青チェリーに関しては成立時にナビが発生するので、その際に黒BAR絵柄を狙えば入賞を回避できる。

「は!? 少なくね?」。1G純増約0.4枚と聞いて眉をひそめる人もいるだろうが、100G、もしくは200Gもコインを微増させながら次回ボーナスを待てるのは非常に大きなこと。もちろん、常にボーナスを連チャンさせ続けられれば瞬く間にコインは激増するものの、毎ゲーム抽選のリアルボーナスでそんなことは難しいわけで、ぼちぼち連チャンさせつつ、プチハマリはRT中に。そんな理想的な展開を繰り返すことで、スランプグラフは右肩上がりになるのである。

 事実、この日は順調に出玉を伸ばし続けた。先日の『L リングにかけろ1 V』の実戦記で記した通り、原作は我がバイブルであるから、ボーナス中のクイズは無論、全問正解。ここから幾度となく女ビッグ2へ切り替わったし、ビッグ入賞時からの女ビッグ2も確認できた。

 おそらくは設定6。ルンルン気分でぶん回した結果、なんと9,900枚ものコインを獲得できた。

「○○だから万枚に届かないんですよ」

「あと100枚で万枚だったなぁ」。個人的な5号機初の万枚こそ逃したものの、それでも十分な勝利である。閉店時、赤坂くんと歩きながらなんの気なしにつぶやくと、こんなひと言が帰ってきた。

「お昼ご飯なんて食べてるから、万枚に届かないんですよ」。たしかに、アタシは昼休憩を取った。だが、これは譲れぬ我がスタンスであり、この休憩があったからこそ、コンスタントにボーナスを引けるリズムでレバーを叩けたとも言える。

 そんなことを熱弁したわけだが、遠い国の言葉を聞くかのように、まるで彼には理解ができない様子。ガチプロとエンジョイ系の違いを痛感した瞬間でありました。  

濱マモル

濱マモル

神奈川県横浜市出身。レコード会社勤務の後、フリーライターへ転身。パチンコ・パチスロやギャンブル系を中心に、野球、音楽、街情報など幅広い分野で執筆する。特技は料理と飲酒で、超常現象好き。ドラマーとしての顔も持つ。

Twitter:@hamamamoru777

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