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【平和 羽根モノの軌跡―その4】後に「攻略法」が発覚した名機シリーズの元祖などが登場

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公式HPより

 2024年2月5日、平和の羽根モノ『Pニュートキオ GREEN』(製造アムテックス)がホール導入を開始した。基本的なゲーム性は先代と同様で、まず羽根に拾われた玉はミニタワーへ移動。このミニタワーを通過できればスペシャルルートへと導かれ、V入賞の大チャンスを迎える。

 もちろん、ノーマルルートでもチャンスはあり、経路を問わずV入賞した後は玉が筐体右のタワーへ。1段目は3Ror「UP!」、2段目は5Ror10Rとガチ抽選が行われ、理論上の振り分け割合は1対1対1となる。

 そんな本機の初代が登場したのは、今から35年前の1989年3月。機種名は『ザ・トキオ』だ。

平和 羽根モノの軌跡「名機シリーズの元祖」

 文字通り役モノ内では東京タワーを思わせるタワーが回転していた。そのタワーが正面を向いて停止した瞬間に、玉がアーチ状の脚を通過すればV入賞への期待大となる。

 大当り後はタワーが正面で停止し、後方に最大9個の玉が貯留されることから継続率は非常に高く、出玉の多さは当時の羽根モノでトップクラスと言えた。

 それ故、この『ザ・トキオ』は大ヒットを記録したが、通常時のタワーを強制的に正面で停止させる攻略法が発覚する。

 その手順は、ラウンド中に打ち出しを止めて玉を1個も入れず、羽根が16回開閉した後に打ち出しを再開して役モノに入賞させるといったもので、成功すれば一瞬、ノーカウントエラ―を起こした後に自力で解除され、タワーが正面で停止したままになる。

 となると当然、大当りへと繋がる確率は激高。ただし、羽根に玉を拾わせ損ねるとエラー音がシマ中に響き渡った。 

 このほかにも同社は同年、多くの羽根モノを輩出した。

名機のゲーム性を進化継承させたマシンも登場

【平和 羽根モノの軌跡―その4】後に「攻略法」が発覚した名機シリーズの元祖などが登場の画像2

『ボンバーアタックⅡ』は2チャッカー上部に最大8個、『プリンセス』は縦に回転するドラム役モノに最大6個、『ナビゲーターⅢ』は落下した飛行機役モノに最大3個の玉が貯留される仕様。『こうもりくん』は二段構造の役モノが配置されており、中央を抜けた玉が直進すればV入賞のチャンス到来だ。

 名機のゲーム性を進化継承させた『ゼロタイガーキング』は、大当り中にストッパーが出現して左右に3個ずつ、最大6個の玉をストック。奥に流れた玉がVに向かいやすくなることで、継続をサポートしてくれる。

 動くヘリ役モノが印象的な『プラトーンⅡ』は、羽根から直接、もしくはヘリの後ろから回り込んだ玉がVゾーンへと向かう流れ。大当り中はヘリが降下し、背後に最大3個の玉が貯留される。

『ゼウス』は大当り中に3カウントすると宇宙ステーション役モノが反転し、下段ステージに落ちた玉を後ろに向かいやすくすることで継続を手助け。『スーパービンゴ』は回転するビンゴマシンに最大6個の玉が貯留され、中央に玉があれば高確率で継続する。

『ワンダーランド』は大当り中に背景の絵がパタパタとめくれてソフトクリームのイラストが出現するユニークな作り。『ブルドーザー』は前後に動くブルドーザー役モノに最大4個、『コマンダー』は役モノ奥に最大3個の玉が貯留され、『ビッグサンダー』は飛行機役モノがそのまま貯留装置の役割も担う。

パチmax! 編集部

パチmax! 編集部

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