パチスロ『バジ絆』『サラ番』のようになりたいが「ハマルちゃん」だけは…【濱マモルののほほんコラムVol.238～略称～】

濱マモルののほほんコラムVol.238～略称～

　どうでもいいことを考えてしまった。

　先日、渋谷の「CLUB QUATTRO」までHAWAIIAN6のライブを観に行った。「今日は渋谷っすか？」。ちょうど渋谷に着いた頃、パチンコ・パチスロ関連の音楽仲間から連絡が。彼らは「Spotify O-EAST」までHEY-SMITHのライブを観に行くようで、となると、「合流して飲みますか」との流れは必然であり、開演前まで酒を酌み交わした。

　入ったのは、センター街にあるリーズナブルな居酒屋。どうやら我々と同じように肩慣らしをしてから会場へ行く人が多いようで、店内にはHAWAIIAN6やHEY-SMITHのTシャツやパーカー姿が目立った。

「あの人はハワイアンか。あっちの人はヘイスミか」。そんなことを言いながら盛り上がった次第だが、ここでひとつ気になる点がある。かねてから思っていたことなのだが、なぜ「ヘイスミ」で止まり、「ヘイスミス」まで言わないのだろうか。あと1文字なのに。

　Mr.Childrenを「ミスチル」、JUDY AND MARYを「ジュディマリ」、筋肉少女帯を「筋少」と略すことは理解できる。

　Red Hot Chili Peppersを「レッチリ」と略すのも納得だ。余談だが、八百屋コカツこと高橋さんに言わせると、古くからのファンは「レッドホッツ」と呼ぶとのこと。まぁアタシはマニアじゃないし、レッチリと呼ぶ。
　
　パチスロでも略称はある。古いところで言うと、「スーバニ」「ドリセブ」「スープラ」「グレハン」「ミスマジ」など。スーバニはオリンピアの2-2号機『スーパーバニーガール』、ドりセブは高砂電器産業の3-1号機『ドリームセブン』、スープラは山佐の3-1号機『スーパープラネット』、グレハンはエーアイの3-2号機『グレートハンター』、ミスマジはサミー工業の3-2号機『ミスターマジック』のことだ。

「マジハロ」「バジ絆」「サラ番」などあるが…

「マジハロ」「ヴヴヴ」「バジ絆」「サラ金」「サラ番」など、最近のマシン、或いはシリーズ化されたマシンでも略称で呼ぶものは多々ある。「リンかけ」もそのひとつだが、『リングにかけろ』を「リング」と略すのは原作マニアとしては許せないから、先述した高橋さんの気持ちは少しだけわかる。ホラーかよ。

　まぁそんなことをライブ後に軽く飲んだ帰り道、あれこれと考えていたわけだが、最寄り駅が近くなったタイミングで、ひとつだけヘイスミに似た事案を見付けてしまった。

　それは「ニューパル」。言わずと知れた4号機初期の伝説的名機『ニューパルサー』のことだが、これも冷静に考えれば「サー」くらい言ってあげてもいいのではないか。

　ヘイスミスとヘイスミ、ニューパルサーとニューパル。どちらも労力はさほど変わらないと思うのだが、結局、辿り着いた答えは、略称で呼ばれるということは、それだけ親しまれているこということ。

　アニマルかつみ兄さんが「アニかつさん」と呼ばれるように、アタシにも略称ができるくらい頑張らないとなぁと感じたが、かつて中武一日二膳先輩が「マモルちゃんは略すとハマルちゃんだね」とおっしゃっていた略称だけは、縁起が悪いからヤメていただきたいです。