真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.03.23 07:16
JRA関東・新人騎手の「悲惨すぎる」現状……「騎乗停止」「落馬事故」「距離誤認」アクシデント連鎖の”背景”に関東競馬界の土壌
編集部
「この期は下手な子が本当にいないんです。総じて上手ですし、近年でも1番評判がいいくらい」
3月にデビューした新人騎手の中で亀田温心、団野大成両騎手が、先週の競馬で待望の初勝利を上げている。
「今年の新人は、乗れる――」デビュー前から関係者の間でも評判になっている7名の第35期生。中でも斎藤新騎手は、すでに4勝と華々しいスタートダッシュを決めている。そこに亀田騎手と団野騎手の初勝利。岩田康誠騎手の息子として話題になっている岩田望来騎手も2着1回、3着1回と、初勝利は時間の問題だろう。
だが、これら4人の新人はすべて関西の栗東所属。一方の関東の美浦所属の新人たちからは、まったくと言っていいほど明るい話題が聞こえてこない。
「関西所属の新人騎手が着々と結果を出している一方、関東所属の新人は苦戦していますね。同じ関東の若手・武藤雅騎手が『この期は下手な子が本当にいないんです。総じて上手ですし、近年でも1番評判がいいくらい』と話している通り、決して腕に大きな差があるわけではないんですが、なにせ『馬質』の差が……」(競馬記者)
確かに岩田騎手が1番人気馬に2度騎乗していることを筆頭に、斎藤騎手も4勝の内、3勝は2番人気馬。団野騎手も初勝利は4番人気とチャンスのある馬で、亀田騎手も敗れはしたが4番人気馬に騎乗している。まだ実績的に信頼のない新人騎手が騎乗しても人気になるということは、それなりの実力馬ばかりであったことは想像に難しくないだろう。
だが一方、関東の大塚海渡、小林凌大、菅原明良3騎手の騎乗馬は「非常に厳しい」と述べざるを得ない。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛