真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.03.31 16:45
JRA大阪杯(G1)アルアイン北村友一「神騎乗」でG1初制覇! 大接戦なのに「ノーステッキ」動かない”勇気”が結んだ会心の騎乗
編集部
「1着から3着までがクビ+クビ差という大接戦。しかし、実は北村騎手はアルアインにムチを入れていません。というのもこの馬は気難しいところがあって、北村騎手も『気持ちだけは害さないように』とあえてムチを入れない選択をしたそうです。
あれだけの大接戦、しかも初G1が懸かったゴール前なら無我夢中になってもおかしくないですが、『あえて動かない』北村騎手らしい冷静な我慢が光ったレースでした」(競馬記者)
「追い出したときの反応は抜群に良くて、ただ坂を上った辺りからもともとフワッとするクセがあるので、少しソラを使いながら脚色が鈍ってしまった。そこでも気持ちだけは害さないように、ステッキをあえて入れないように。あとはもう『なんとか、しのいでくれ』と願って追っていました」
また北村騎手といえば、先週の高松宮記念(G1)では1番人気のダノンスマッシュに騎乗しながらも4着……3コーナーの斜行による過怠金処分まで受けた。
そんな苦い経験を乗り越えてのG1初制覇。勝利騎手インタビューで感想を聞かれた際は「ここで勝つのか、という感じ……」と述べた後に言葉を詰まらせ「本当によかったです」と声を震わせた。
「色々なことがありますけど、これからも自分らしく、また次のステップに向けて努力していきたいと思います。アルアインもこの勝利をきっかけに、また走ってほしいと思いますし、いいところで、いいレースをできるように共に頑張りたいと思います。ありがとうございました」
来週の桜花賞(G1)では、有力馬クロノジェネシスの騎乗も控えている北村騎手。充実の時を迎えている北村騎手が、ついに待望のG1制覇を掴んだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
- 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
- ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- 1番人気が「痛恨不利」で馬券圏外…勝利騎手には過怠金処分も「ハナ差の4着」に後味の悪さ