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【京都新聞杯(G2)展望】JRA令和初重賞は武豊? 「ダービー最終便」大混戦を断つのは皐月賞下位組か

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 抜けた実績馬がいないので1勝馬でも勝負は可能だろう。上位人気になりそうなのがトーセンスカイ(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)。前走の未勝利戦は単勝1.3倍という断然人気に応えての勝利。出遅れたものの鋭い末脚は見事だった。鞍上予定は武豊騎手。令和初のJRA重賞を制するのはやはりこの人なのだろうか。

 サトノソロモン(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)は2億8000万円で落札された馬。母イルーシヴウェーヴは仏1000ギニー(G1、芝1600メートル)の勝ち馬だ。新馬戦ではトーセンスカイを半馬身斥けている。前走の大寒桜賞(500万下、芝2200メートル)は1番人気で7着に敗れているが、敗因は入れ込み。ロジャーバローズ同様、精神面の落ち着きが課題となる。

 フランクリン(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)という馬名から連想されるのは米大統領。米大統領の名を持つ競走馬といえば菊花賞(G1)で2着だったリンカーン。フランクリンの母ロベルタはリンカーンの母グレースアドマイヤの仔。ともに馬主は近藤英子氏だ。2戦目の未勝利戦(芝1800メートル)を勝ち上がっての参戦。昨年は兄のフランツが1番人気で惨敗した。兄の雪辱も果たしたい。

 ヴァンケドミンゴ(牡3歳、栗東・藤岡健一厩舎)は前走の山藤賞(500万下、芝1800メートル)では直線で前が塞がる不利。開いていれば勝っていたかもしれない。兄は昨年の皐月賞2着馬サンリヴァル。要注意だ。

 その他ではヒーリングマインドやサトノソロモンを相手に善戦しているレッドジェニアル(牡3歳、栗東・高橋義忠厩舎)、安定した走りが魅力のオールイズウェル(牡3歳、栗東・佐々木晶三厩舎)に警戒。

 将来を期待できる素質馬、良血馬が揃った。ダービー切符を手にするのはどの馬だろうか。京都新聞杯は5月4日、京都競馬場で15時35分発走予定だ。

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