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2019.05.17 19:14
【JRA平成牝馬格付】1位は!? アーモンドアイ・ジェンティルドンナ・ウオッカ・エアグルーヴ・ブエナビスタ~
編集部
他にも牡馬相手にジャパンカップと天皇賞(秋)を制したブエナビスタも平成を代表する女傑の一頭だろう。牡馬相手のG1実績は[2,6,0,2]と安定した実績。4歳時のジャパンカップは1着で入線するも、直線の斜行によって2着へ降着となっているが、今の基準であれば降着にはならないと考える向きもあり、実質勝利に等しいといえるだろう。
2008年に有馬記念を逃げ切ったダイワスカーレットの評価も高い。12戦8勝2着4回で連対率100%の実績。牡馬相手のG1勝利は有馬記念のみだが、ウオッカの2着に惜敗した天皇賞(秋)は3着以下に牡馬を負かしており、大阪杯ではメイショウサムソンを筆頭にエイシンデピュティ、アサクサキングス、インティライミ、ヴィクトリー、ドリームパスポートといった蒼々たるメンバーを完封。その強さはウオッカとともに牝馬時代を築きあげたといえるだろう。
また牡馬相手に天皇賞を制したエアグルーヴの評価も高い。負かした牡馬がバブルガムフェローやジェニュイン、さらにサイレンススズカといった実力馬達。ジャパンカップは2年連続で2着と好走し、G1ではないものの、札幌記念2連覇や大阪杯などG2クラスで牡馬相手に勝利した実績も評価したいところだ。
短距離路線に目を移すと、高松宮記念とスプリンターズSを勝利したビリーヴ、カレンチャン、フラワーパークが光る。牝馬で2つの短距離G1を制したのはこの3頭のみだ。
他にはジャパンカップを勝ったショウナンパンドラ、天皇賞(秋)を勝ったヘヴンリーロマンス、宝塚記念を勝ったスイープトウショウやマリアライトなど、牝馬ながら古馬の王道で勝利した馬もいるが、全体の実績では平成を代表する女傑と呼ぶには少々劣る印象。また牝馬三冠馬アパパネとスティルインラブは、牡馬相手のG1実績がなく、こちらも女傑と呼ぶには足りないところ。
以上から平成を代表する女傑として挙げられるのは、その筆頭としてアーモンドアイ、続いてウオッカとジェンティルドンナ。そしてブエナビスタやダイワスカーレットにエアグルーヴだ。今週行われるオークスでは、この女傑に続くような新たなスターの誕生を期待したい。
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