日本ダービー(G1)サートゥルナーリア「代役」レーン騎手に日本競馬の洗礼!? 一抹の不安を抱かせる”豪州の若き天才”の「東京・芝2400m」成績
『サンスポ』の単独インタビューに答えた角居勝彦調教師の何気ない一言。無論、師としてはユーモアのつもりだが、実はレーン騎手のこれまでの戦績を振り返ると、あながち冗談ではなくなるのかもしれない。
「ここまで重賞2勝を始めとした15勝。勝率0.254、3着以内率0.525という素晴らしい成績を叩き出しているレーン騎手ですが、日本ダービーの舞台となる『東京・芝2400m』に限ると、6回騎乗してわずか1勝。勝率0.167、3着以内率0.333までダウンします。
それも12番人気だった1頭を除けば、すべて上位人気。重箱の隅を突くようなことかもしれませんが、2000m以下のレースでは驚異的な成績を収めているだけに、少し気になるところではあります」(競馬記者)
記者曰く、特に気になったのは、ここ最近のレーン騎手の東京・芝2400mのレースぶりだという。
2番手から最後の直線で失速した先週のオークス(コントラチェック)は仕方ないにしても「日本独特のレース傾向」にしてやられたのが、1番人気のヘリファルテに騎乗しながら9頭中7着に大敗した11日の緑風S(1600万下)だったようだ。
「序盤からケンホファヴァルト、ネプチュナイト、タイセイトレイルの3頭が飛ばしていく超縦長の展開。離れた4番手に勝ったヴァントシルムがおり、レーン騎手のヘリファルテは後方集団の一角でした。
レースは結局、前の馬が1着から4着まで占める行った行ったの展開。縦長の割には1000m通過が60.4秒、1400m通過が84.5秒と、高速馬場としては決して速いペースではなく、勝ったヴァントシルムに4番手から34.2秒の脚を使われて万事休すというレースでした。
後方から最後の直線に懸けたヘリファルテでしたが、結果は7着。レース後、レーン騎手も日本特有の前が止まらない高速馬場に戸惑っている様子でしたね」(同)
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