JRAルメール「騎乗停止」、武豊「大外刈り」、川田将雅不運続きに前代未聞の薬物問題……【JRA春競馬ネガティブ総括】

前代未聞の禁止薬物騒動

デスク「Y」:さて、ここからはちょっとモードを切り替えよう。前代未聞の事件が起こってしまった。

ライター「A」:6月15日、JRAは禁止薬物を含んだサプリメントを摂取した可能性がある馬を競走除外とすると発表。このため、出走予定の156頭が出走できなくなり、関係者たちは対応に追われることになりました。

デスク「Y」:禁止薬物テオブロミンが混入された飼料添加物は『グリーンカル』。この商品の流通・販売を行っていたのは主にJRAファシリティーズなど4社で、文字通りJRAの関連会社なんだよね。つまり正規のルートで購入した商品だったにもかかわらず、それに禁止薬物が入っていたようだ。厩舎スタッフはたまったもんじゃないよ。

ライター「A」:出走予定だった馬の所有者たちも激怒したと伝えられています。また宝塚記念開催週のレースに出走を予定していた馬にも急遽検査が行われることになり、さらに混乱に拍車が掛かったそうです。結局、この週は除外される馬がいなかったことは不幸中の幸いでした。

デスク「Y」:24日、JRAは定例記者会見で一連の騒動を受け、後藤正幸理事長が「ご迷惑とご心配をおかけしたことをおわび申し上げたい」と改めて謝罪。混入の原因は調査中だとし、再発防止策などを6月中にまとめると発表した。2度とこのようなことが起こらないようにしてもらいたいもんだ。

さて、辛気臭い話はこれまでにしよう。夏は新馬のシーズンでもあるし、来年のクラシックを見据える馬たちに嫌な空気を吹き飛ばすような走りを見せてもらいたいところ。怪物級もそろそろ登場してほしいよねぇ。

ライター「A」:今のところ、牝馬では新馬戦で2着に8馬身差つけたリアアメリア、牡馬では桜花賞馬グランアレグリアの全弟でデビュー戦Vを飾ったブルトガングが怪物候補って感じですかね。

デスク「Y」:よしっ。夏競馬で春の負けを取り返しちゃうぞ~。

ライター「A」:返り討ちに合うパターンは飽きたので、頑張ってくださ~い。
(構成=編集部)

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