
JRAキズナ産駒「大成功」の香り……いきなり「夢のダービー配合」でデビュー勝ち、続々と期待馬が登場か

6月9日(日)、阪神競馬場で開催された2歳新馬(芝1600メートル)は、3番人気のルーチェデラヴィタ(牝2歳、栗東・西村真幸厩舎)が勝利。今年、初年度産駒がデビューするキズナ産駒として初勝利をあげた。
2013年のダービー馬キズナ産駒のルーチェデラヴィタは、母トウカイライフ、そして母父は1991年の2冠馬トウカイテイオー。俗に言うダービー馬配合として誕生。2019年のJRAブリーズアップセールにて1512万円で落札されていた。
初戦での1番人気こそハーツクライ産駒のシャルロワ(母父グラスワンダー)に譲ったものの、レースでは3番手追走から、最後の直線でウチから抜け出し、上り最速34.3秒の末脚を見せて同世代の牡馬を相手に快勝。2着に2馬身差をつけてみせた。
騎乗した池添謙一騎手は「直線で(前が)開いてからはいい反応でしたね。この距離で勝てたし、将来性があると思います」とその素質を評価。ルーチェデラヴィタは今後、8月31日(土)に開催される札幌2歳S(G3、芝1800メートル)を目標に調整されるという。
「今年はG1・6勝馬ゴールドシップ、14年のジャパンCの勝ち馬エピファネイア、同年の天皇賞・秋を勝ったスピルバーグ、さらに海外のG1で優勝した経験を持つリアルインパクトらの産駒もデビューを予定しています。
どの産駒にも多くの期待がかけられていますが、中でも関係者から注目されているのが、新年度種牡馬の中で最多となる182頭の産駒登録数を誇るキズナです。幸先よく勝利を掴みましたし、今年はキズナ産駒が旋風を巻き起こすかもしれませんね」(競馬誌ライター)
キズナの父は、長らく日本の競馬界を牽引してきたディープインパクト。これまでも同産駒のディープブリランテ、トーセンホマレボシらが種牡馬入りしたものの、偉大すぎる父に匹敵する成績を収めることはできず、後継不足は年々深刻化してきた。キズナはこのサイアーラインを継続できる逸材としての期待も掛けられている。
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