
JRA「抜けた存在」ダノンスマッシュの「懸念」は……函館SS(G3)父ロードカナロアに続く道
6月16日、函館スプリントS(G3、芝1200メートル)が開催される。1番人気が予想さるダノンスマッシュ(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)について検討する。
ダノン軍団は年明けから絶好調だった。ダノンスマッシュのシルクロードS(G3、芝1200メートル)、ダノンキングリーの共同通信杯(G3、芝1800メートル)、ダノンプレミアムの金鯱賞(G2、芝2000メートル)など、次々と重賞を制覇した。この春、いくつのG1を獲るのかと思われたが、残念ながらG1制覇はならなかった。G1レースでの主な成績は次のようになる。
高松宮記念(芝1200メートル) ダノンスマッシュ 4着(1番人気)
桜花賞(芝1600メートル) ダノンファンタジー 4着(1番人気)
皐月賞(芝2000メートル) ダノンキングリー 3着(3番人気)
日本ダービー(芝2400メートル) ダノンキングリー 2着(3番人気)
安田記念(芝1600メートル) ダノンプレミアム 16着(2番人気)
どの馬も高い素質があるだけに、秋には再びG1戦線を賑わしてくれるだろう。高松宮記念で1番人気ながら4着に敗れたダノンスマッシュは秋のスプリンターズS(G1、芝1200メートル)制覇に向けて、この函館スプリントSから始動。父ロードカナロアと同じ道を歩もうとしている。
ロードカナロアは明け4歳の初戦、シルクロードSを1番人気で優勝すると高松宮記念で1番人気に支持されたが3着に敗退。その後、秋のG1獲りを目指して、函館スプリントS→セントウルS(G2、芝1200メートル)→スプリンターズSというロードマップが組まれた。そして、函館スプリントSとセントウルSは2着だったものの、スプリンターズSでG1初制覇。その後は国内外でスプリント王の名をほしいままにした。
ダノンスマッシュも函館スプリントSの後はセントウルS→スプリンターズSというローテ。父と同様、スプリンターズSを勝つためには、函館スプリントSで凡走するわけにはいかない。
PICK UP
Ranking
11:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
関連記事
JRAレーン「イライラ」募り暴言!? 大活躍の中、本人は「マーク」と「ゲート」にネガティブ
JRA「ディープインパクト×アパパネ」2歳新馬ラインベックは金子真人オーナーの大本命!? 三冠牝馬アパパネ「最高傑作」が今月末デビュー濃厚
【函館スプリントS(G3)展望】JRA「仕切り直し」ダノンスマッシュ勝利必須! あの「実績馬」と一騎打ちか
JRA「ガラスの一族」2歳新馬シルヴェリオに「超大器」のウワサ……絶好調ハーツクライ産駒の”真打ち”が間もなく登場!
JRA・C.ルメール「全然違った」発言にブーイング!? エプソムC(G3)良血レイエンダ「大変身」勝利も、”秘密兵器”使用「知らなかった」ファン続々……