JRA函館2歳Sは「馬単4点」でイケル!? 関係者情報のキーワードは「パワー」
21日、函館2歳S(G3、芝1200メートル)が行われる。現場から上がってきたフレッシュな情報を元にレースを予想する。
「◎」はタイセイビジョン(牡2歳、栗東・西村真幸厩舎)。6月2日、阪神競馬場の新馬戦(芝1400メートル)で2着馬に2馬身半差をつけて快勝した。道中は中団につけ、4角手前からまくって早目に先頭に立ったレース振りは特筆に値する。新馬戦を逃げ、先行で勝ち上がった馬たちは、レースレベルの高くなる重賞では苦戦を強いられることが多いからだ。情報に耳を傾けてみよう。
「『パワータイプなので時計のかかる函館の洋芝も問題ないでしょう。後は多頭数の競馬にうまく対応できればいいですね』と調教助手は小回りのフルゲートで馬群の捌きが鍵となると語っていました」(競馬関係者)
馬群を捌けるかどうかを問題にするのは、ある意味でぜいたくな心配だ。それだけ能力と仕上げに自信を持っているということだ。馬のレースセンスとC.ルメール騎手の手綱捌きを信頼する。
「○」はビアンフェ(牡2歳、栗東・中竹和也厩舎)。新馬戦(芝1200メートル)は出遅れたものの4番手からの競馬で内から抜け出したが、外から差してきた馬の出し抜けを食らってしまった。2戦目の未勝利戦(芝1200メートル)はスピードの違いで逃げ切っている。どんな競馬でもできそうなのが強み。陣営はかなり自信を持っている。
「『初戦は出遅れて前半の位置取りの差が出てしまいましたが、2戦目はきっちりゲートもクリアしてくれました。走破時計は詰めたし、まだ上積みは見込めます。重賞でも差はありませんよ』と調教助手は強気です」(競馬関係者)
姉は函館2歳Sの覇者ブランボヌールであり、日本ダービー馬である新種牡馬キズナと母父サクラバクシンオーの組み合わせも興味深い。
「▲」にスマートカーリー(牝2歳、栗東・須貝尚介厩舎)を挙げる。父はキズナと同世代の新種牡馬エピファネイア。新馬戦(芝1200メートル)ではスタート後、しばらくメイショウチタンと逃げ争いを演じたが、徐々に差を開いていき、ゴールでは後続の追撃をしのいだ。並ばれても動じないしぶとさが魅力。
PICK UP
Ranking
17:30更新
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?- 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
- JRAノーザンファーム時代終焉へ「16億円」大勝負の“答え”が今週末に!? 「33億円の悲劇」から26年……日高関係者の“命運”を背負った良血がついにデビュー!
- ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
関連記事

JRA福永祐一「クラシック意識」超良血ジュンライトボルトがデビュー! ドゥラメンテ、エアグルーヴ一族からキングカメハメハ「最後の傑作」?

JRA凱旋門賞キセキ「新コンビ」にO.マーフィー騎手!? 「1600~2400の芝カテゴリーでは、日本が世界一」欧州の若き天才が世界制覇に意欲

競馬・パチスロ「勝ちまくり」の無双モード!?「キャプテン渡辺」が濃厚すぎる上半期を振り返る!!【特別インタビュー】

JRA「お前誰?」とは呼ばないで!? 大活躍でも永久に「覚えてもらえない」馬が登場?

JRAシュヴァルグラン「最強女王」エネイブルVS「世界No.1」クリスタルオーシャンに英ダービー馬参戦で大ピンチ!? 今年のキングジョージ6世&QES(G1)は史上最強クラス
















