
JRA「C.スミヨン短期免許」へ……ブエナビスタ斜行にエピファネイア伝説「もうこんな国こない!」から9年、世界トップが集結の秋
夏競馬も終わり、まもなく多くの競馬ファンが待ち望むG1シーズンも開幕する。それに合わせる形で、毎年多くの有力外国人騎手が短期免許を取得し、来日を果たしているが、今年は例年以上に豪華なメンバーが集結する予定だと話題になっている。
「昨年、ステルヴィオでマイルチャンピオンS(G1)を勝ったW.ビュイック騎手が、短期免許の申請を出したそう。関係が良好だったこともあり、身元引受人は去年同様、木村哲也調教師が務めるみたいです。またビュイック騎手以外にも、今春に活躍したO.マーフィー騎手、世界最強牝馬エネイブルの主戦でもあるL.デットーリ騎手、さらにA.シュタルケ騎手やC.デムーロ騎手、そしてR.ムーア騎手など、一流どころがずらりとやってくるみたいですね。一部では『夏のWASJよりも豪華』なんて言われていますよ」(競馬誌ライター)
世界でもトップクラスの名だたる騎手たちが来日を予定しているようだ。そして来日が叶えば、彼ら以上に注目を集める騎手も、短期免許取得を予定しているという。
「C.スミヨン騎手ですよ。今年、周囲に短期免許を申請する可能性を示唆して、来日に色気を見せているようです。スミヨン騎手の短期免許は、ブエナビスタなどに騎乗した2010年以来、9年ぶりとなります。
それまでスミヨン騎手は短期免許を使い、日本でも時折騎乗していました。ところが10年ジャパンCで、ブエナビスタで1位入線を果たしたものの斜行があったとして2着に降着。その後、この判定に対して不満を顕にし、『もうこんな国には来ない』などの暴言を吐いたと言われていました。当時、スミヨン騎手は30手前で1番ギラついていた時期でした。日頃の粗野な言動が問題視されていて、それが遠因となり、一度は世界的な大馬主であるアガ・カーンの主戦契約を解消されたこともあったそうです。
ただそれでも、平場のレースで荒い騎乗が目に余ることはあったものの、技術はピカイチで、名手ひしめくフランスリーディングでも常にベスト3。コミュニケーションが取れないという理由で、外国人騎手を好まなかった松田博資元調教師も『馬乗りに関しては別格。あんな上手い騎手はいない』と絶賛しブエナビスタをあてがっていました。2014年ジャパンC、暴れ馬として知られたエピファネイアを見事に御して制したレースは衝撃的でしたね」(競馬記者)
スミヨン騎手は、現在日本でトップジョッキーの地位を確立しているC.ルメール騎手よりフランスでは完全に格上。来日すれば、この二人の対決にも注目が集まる。
多くの有力外国人が来日を予定している秋競馬。今年も大いに盛り上がりそうだ。
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