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【セントウルS(G2)展望】武豊マテラスカイが春王ミスターメロディと激突! 個性豊かなメンバー集結で秋開幕!

 スプリンターズS(G1)の前哨戦となるセントウルS(G2)。今年も秋初戦をうかがう実力馬たちが集結した。

【セントウルS(G2)展望】武豊マテラスカイが春王ミスターメロディと激突! 個性豊かなメンバー集結で秋開幕!の画像1
※画像:ミスターメロディ/『競馬つらつら』より

 ミスターメロディ(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎)は重賞連勝を狙う。

 昨年後半から、オーロC(OP)5着、阪神C(G2)2着と古馬を相手に五分に渡り合ってきた。その実績が評価された形で、今年の始動戦となった阪急杯(G3)は1番人気に支持される。だが、最後の直線で馬体をぶつけられたことも影響し、伸びを欠いて7着。大きく期待を裏切る結果となってしまった。

 だが続く高松宮記念(G1)では、初の芝スプリント戦ながら、好位追走から直線に入って脚を伸ばし、粘りを見せたセイウンコウセイを振り切って優勝。次世代のスプリント界の旗手として台頭している。

 1週前追い切りでは主戦の福永祐一騎手を背に栗東CWで単走。生憎の雨で馬場は重かったが、それを物ともせずに4F51秒8、11秒8と鋭く伸びた。福永騎手は「順調に来ているね。以前より走りのバランスがいい」と好感触を得ていたようだ。ここを勝利し、秋のG1につなげることができるか。

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※画像:マテラスカイ/『競馬つらつら』より

 今回、取捨選択に困る1頭として名が挙がるのが、マテラスカイ(牡5歳、栗東・森秀行厩舎)だろう。

 全25戦中芝のレースは、3年前の京王杯2歳S(G2)で9着に終わった1戦のみ。それ以外はダートのレースに出走を続けていた。

 昨年から、武豊騎手とタッグを結成しドバイゴールデンシャヒーン(G1)で5着に入り、帰国後はプロキオンS(G3)を勝ち、JBCスプリント(G1)でも2着と好走。だが今年に入ってからはドバイゴールデンシャヒーンで2着に入るも、根岸S(G3)は4番人気ながら13着と大敗、プロキオンSでは1番人気に支持されるも5着と、期待に応えられないでいる。

 今秋は韓国のコリアスプリント(G3)から始動し、BCスプリント(米G1)参戦を視野に入れていた。しかし、日韓の関係悪化で、今年は日本馬が選出されないこととなり遠征を断念。陣営はセントウルS出走を決断した。2度目の芝レースでマテラスカイはどのような走りを見せるのだろうか?

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※画像:タワーオブロンドン/『競馬つらつら』より

 そろそろ結果を残したいタワーオブロンドン(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。

 今年の始動戦であるマイル戦の東京新聞杯(G3)では、直線で内目から抜け出しを図ったものの伸びを欠き5着。陣営は距離短縮を決断し、次走に京王杯スプリングC(G2)を選択。これが功を奏し、直線で追い出されると、抜群の加速力を見せ優勝してみせた。

 しかし、その後が続かない。函館スプリントS(G3)では1番人気に支持されるも3着。キーンランドC(G3)でも優勝が期待されるも、ダノンスマッシュの前に涙を呑んだ。

 芝1200メートル戦はセントウルSで3戦目。3度目の正直となることを期待したい。

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