真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.08.30 13:34

JRA韓国遠征候補馬「急死」熱中症が原因か。重賞2勝ウインムート司法解剖も、関係者に動揺広がる
編集部
現役重賞馬の死去に動揺が広がっている。29日、交流重賞2勝のウインムート(牡6歳、栗東・加用正厩舎)が熱中症とみられる症状が悪化し、栗東トレセンで安楽死となった。
今年のさきたま杯(G2)で重賞2勝目を飾り、11月のJBCスプリント(G1)を目指して宇治田原優駿ステーブルで放牧中だったウインムート。
しかし、本馬が所属するウインレーシングクラブの公式ホームページによると、26日に熱中症とみられる症状により馬房で動けなくなったという。
治療を行ったところ、一時は立ち上がって回復の兆しを見せていたが28日夕方から、再び立ち上がれない状態が続いていた。翌日、栗東トレセンの入院馬房に緊急搬送されたが、診断の結果、回復の見込みは乏しいことから、安楽死の処置がとられた。
「大変ショッキングなニュースで、関係者の間にも動揺が広がっています。ウインムートは昨日(29日)に栗東トレセンへ搬送されましたが、加用調教師によると、その時にはもうぐったりした様子だったそうです。
熱中症(とみられる症状)が直接的な死因ではなく、馬は立てない状態が続くと、地面に接している皮膚が壊死する恐れがあり、ケガなどで立てなくなった競走馬に安楽死の処置がとられるケースは珍しくありません。
ただ、熱中症(とみられる症状)が原因となったケースは本当に稀。本馬は今後、司法解剖が行われるらしいですが、まずは冥福を祈りたいです」(競馬記者)
JRA競走馬総合研究所によると、人間より暑さに弱いサラブレッドは、気温が28度を超えた段階で熱中症のリスクが高まるという。ウインムートが放牧されていた宇治田原優駿ステーブルがある京都では連日真夏日が続いており、熱中症が原因となった可能性は否定できない。
PICK UP
Ranking
23:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 武豊が社台に干された「曰く付き」阪神JF……”引退説”が囁かれた大スランプの原因「ダンスファンタジア事件」とは
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- JRA「パワハラ訴訟」渦中もノーザンファームからの信頼は急上昇!? 藤沢和雄、堀宣行ら関東の名伯楽に迫る勢い、快進撃続く木村哲也調教師の「生き残り戦略」とは