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JRA韓国遠征候補馬「急死」熱中症が原因か。重賞2勝ウインムート司法解剖も、関係者に動揺広がる

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「宇治田原優駿ステーブルは、今では競馬の主流となる外厩施設。特に関西の外厩の多くは、滋賀県の栗東トレセンに近いメリットがあるものの、夏の間は猛暑が続く地域も少なくない。比較的涼しい山間にある施設でも、熱中症の懸念がないとは言い切れないと思います。

また、外厩施設にはトレセン顔負けの調教施設を完備している所も大きなメリットですが、夏には逆に調教による熱中症のリスクが高まる恐れが。今回の宇治田原優駿ステーブルの件に限らず、場所によって夏季における外厩施設の利用は、もう少し考えるべきなのかもしれません」(別の記者)

 また、ウインムートは当所9月8日に韓国で行われるコリアスプリント(G1)へ出走予定だった。しかし、日韓の関係悪化により、今年は日本馬が選出されないこととなり遠征を断念。今回の急死は、その矢先の出来事だった。

 それだけに一部のファンの間では、予定通り「韓国へ遠征できていれば助かったかも」という声も。もっとも仮に韓国遠征が決まっていても、近国であるため遠征は直前になったと考えられるが、比較的涼しい韓国では30度を下回る日が続いており、そういったファンの無念の心情は理解できるだろう。

 いずれにせよ、ウインムートの死因特定を待たずしても、近年競馬界で問題視されている熱中症への懸念がより深刻化したのは間違いないだろう。すでにJRAの競馬場や施設を中心に様々な対策が行われているが、今後、こういったケースが続かないことを祈るばかりだ。

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