【コリアC(G1)展望】大本命・武豊クリソライトにとって負けられない戦い! 2年連続の日本馬ワンツーなるか。地元韓国勢や海外参戦馬も紹介

10日には、韓国のソウル競馬場で国際G1競走・第2回コリアC(G1)が開催される。
日本のジャパンC(G1)と同じく、競馬の国際化を目指して昨年創設された韓国最大の国際レース・コリアC。記念すべき第1回を迎えた昨年、それに合わせるように韓国競馬における歴史的な名馬が誕生した。9年ぶりにクラシック3冠を達成したパワーブレイドである。
韓国勢はコリアCにそのパワーブレイドと、古馬最強クラスのトリプルナインが出走と万全の態勢で海外勢を迎え撃った。
しかし、結果は知っての通り日本のクリソライトによる圧勝劇だった。さらに6馬身差の2着にも日本のクリノスターオーが入選し、そこからさらに10馬身離れた3着にトリプルナインが入選。パワーブレイドも4着に善戦したが、世界トップクラスの実力を誇る日本の調教馬に圧倒された結果となった。
ジャパンCを創設したばかりの日本がそうであったように、世界との力の差をまざまざと見せつけられた衝撃のコリアCから1年。今年は日本から世界的なスターがやってくる。昨年の覇者クリソライト(牡7歳、栗東・音無秀孝厩舎)に騎乗する武豊騎手だ。
通算12か国目、113に上る海外勝利を収める日本競馬界のレジェンドが韓国に初上陸する。
それも騎乗するクリソライトは、昨年6馬身差の圧勝劇を飾った断トツの実績馬。人馬共に今年のコリアCの目玉ともいえる存在だ。今年で7歳を迎えたが、ダイオライト記念(G2)を3連覇し、前走の帝王賞(G1)でも2着。
老いてますます盛んといった状況で、音無調教師も『東京スポーツ』の取材に「韓国の馬とは去年で勝負付けが済んでいる。負けるとすれば(日本馬の)ロンドンタウンだけ」と自信満々だ。昨年も単勝3.4倍の1番人気だったが、今年はそれ以上に人気が集中することは間違いないだろう。
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