GJ > 競馬ニュース > 藤田菜七子の課題
NEW

武豊と藤田菜七子の重賞対決は「明暗」クッキリ……JRA史上初の女性騎手による重賞制覇へ今後の「期待」と「課題」

【この記事のキーワード】, ,
武豊と藤田菜七子の重賞対決は「明暗」クッキリ......JRA史上初の女性騎手による重賞制覇へ今後の「期待」と「課題」の画像1

 3日に行われた小倉2歳S(G3)は、競馬界が誇るレジェンド武豊騎手と、アイドル藤田菜七子騎手との対決で大きな注目を集めた。

 しかし、結果は武豊騎手の圧勝。この夏の小倉で2つ目の重賞をゲットした一方、藤田菜七子騎手は最下位と「明暗」がクッキリと分かれる結果に終わった。

 武豊騎手が騎乗していたのは、3番人気のアサクサゲンキ。

 8枠17番という外枠からのスタートだったが、好スタートを切ってすんなりと逃げ馬の番手につける競馬は、同じ小倉の1200mを勝ったこの日の1Rとまったく同じパターンだった。2番手を走り、最終コーナーで早々に先頭に躍り出た1番人気のモズスーパーフレアをがっちりとマークする形で最後の直線に入っている。

 1Rを勝った際は、同じく1番人気で先頭を走っていたラブカンプーをマークし続け、最後の直線で上手く併せ馬の形に持ち込むと、後続を大きく引き離すことに成功。最後は2頭のマッチレースを制して勝利していた。

 その時と同じように、武豊騎手は難敵と目されたモズスーパーフレアとの叩き合いに持ち込もうとしたが、相手が残り200mを切ったところで相手が脱落。レース後の勝利騎手インタビューで「短い小倉の直線を長く感じました」と語った通り、最後は1頭になったが1馬身1/4の差をつけて追撃を振り切った。

「スタートが良く、道中もいい感じで走ってくれました。手応えが良かったので早めに先頭に立ちましたが、押し切ってくれると思っていました。競馬で初めて乗りましたが、強くなっているみたいです。ヤンチャなところがありますが、まだ伸びしろがあるのだと思います。いい形で締めくくれましたし、また秋に向けて頑張りたいです」

 特にファンの多い小倉での大歓声に包まれながら、涼しげな表情でそう語った武豊騎手。この夏は同じく小倉の1200mで行われた北九州記念(G3)も制しており、1200mという短い距離の中でも冷静な騎乗が光った。

武豊と藤田菜七子の重賞対決は「明暗」クッキリ……JRA史上初の女性騎手による重賞制覇へ今後の「期待」と「課題」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 交通事故で乗り合わせたすべての馬が死亡……度重なる危機を奇跡的に乗り越え、最後は年度代表馬に。人知を超えた「奇跡の馬」サンデーサイレンス【前編】
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 有馬記念(G1)武豊「ウイニングラン」も残酷な結末! スペシャルウィーク、グラスワンダーが激突した1999年…… 最強世代の意地を懸けたラストバトル
  4. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  5. 競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」
  6. 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
  7. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  10. JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは