JRA「クリソベリル母」クリソプレーズ死す。多種多様な重賞産駒を輩出
多くの重賞馬を輩出した繁殖牝馬クリソプレーズが、亡くなっていたことがわかった。公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルによれば、6月20日にこの世を去っていたという。今年の5月5日に誕生したキタサンブラックとの産駒が最後の仔となる。
クリソプレーズは現役時代、500万下(現・1勝クラス)を勝つのが精一杯だった。だがターフから退いてから、この馬は真価を発揮する。
繁殖牝馬となったクリソプレーズには、まずディープインパクトが種付けられ、初仔フォルトファーレンが誕生。だが36戦2勝と結果を残すことができなかった。しかし、2年目にゴールドアリュールとの間に誕生したクリソライトがブレイク。ジャパンダートダービーを勝ち、母に産駒G1初勝利をプレゼントすると、その後もコリアC(G1)を勝つなどダート重賞で通算6勝。昨年末に引退するまで、息の長い活躍を見せた。

そして翌年、クリソプレーズには再度ディープインパクトが種付けられ、第三仔マリアライトが誕生する。4歳になってから頭角を現したマリアライトは、蛯名正義騎手を背にエリザベス女王杯(G1)を勝利。その後も重賞で好走を続け、翌年には宝塚記念(G1)も制覇。20戦6勝、うちG1競走2勝と結果を残した。
ゼンノロブロイと交配されて産まれた第四仔リアファルは、ダート馬としてキャリアをスタートさせ、兵庫チャンピオンシップ(G2)で2着に入るなど健闘。その後陣営は芝へ転向することを決断し、秋には神戸新聞杯(G2)を勝ち、菊花賞(G1)でも3着に入ってみせた。
第5仔となるステイゴールド産駒アルマンディンは勝ち上がることができずに無念の引退。その下のディープインパクト産駒エリスライトも期待が大きかったものの、それに応える活躍はできていない。だがまだ4歳。全姉同様の成長曲線を描く可能性もある。

無傷の4連勝でジャパンダートダービーを制覇し、次世代のダート界を背負って立つ存在として目されているクリソベリルもクリソプレーズ一族。父はゴールドアリュールだ。次走は日本テレビ盃(G2)を予定。歴戦の古馬相手にどんな走りを見せるのかが注目されている。
そして今年も素質馬ヴァーダイト(父ディープインパクト)がスタンバイ。阪神3週目の芝2000メートルでデビューを予定しているという。
2年続けてディープインパクトが種付けられたが、こちらは不受胎。そして今年、キタサンブラックとの間に設けた牡馬を誕生させた約1カ月後に死去。享年17歳だった。
多くの名馬を誕生させ、まさに名牝という称号がふさわしいクリソプレーズ。これからも続々と登場するであろう、同馬の血を引く競走馬の活躍を期待したい。
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