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「ステイゴールドの牝馬は大物になれない」力尽きたレッドリヴェールからサトノダイヤモンド妹に継承されたステイ牝馬のジンクス「最後の大物」は常識を覆せるか


 例えば、ディープインパクト産駒にはジェンティルドンナ、キングカメハメハ産駒にはアパパネという牝馬三冠馬がいるように、トップサイアーの多くは牝牡分け隔てなく活躍馬を送り出している

 しかし、このステイゴールドに限っては、何故か異様な偏りが起きているのだ。

 そして、そういった中、今回引退となったレッドリヴェールはステイゴールド牝馬で唯一のG1馬だった。

「牡馬ばかりに大物が出る種牡馬は、スタミナ型である場合が多い傾向にあります。識者の間では、相対的に牡馬よりスタミナ面で劣る牝馬では、スタミナ型種牡馬の良い面が出にくいからと考えられているようです。また、そういったケースの多くは牡馬の活躍馬がスタミナに優れる一方、牝馬の活躍馬がスピードに寄っている場合がほとんど。ステイゴールドも該当しますし、同じサンデー系種牡馬でいえば、ダンスインザダークがそうですね」(競馬記者)

 確かにダンスインザダークも菊花賞馬のザッツザプレンティやデルタブルースといった牡馬の名ステイヤーを何頭も輩出したことに対し、牝馬の活躍馬はジョリーダンスやザレマなどマイラーばかりで、その数も牡馬に比べて圧倒的に少ない。

 一体なぜ、このような偏りが起きるのかはっきりとした答えはない。だが、そういった状況だからこそ今年の2歳に一頭、気になる牝馬がいる。

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