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「父ディープインパクトが不安……」クラシックの主役・サトノダイヤモンドを襲う「6つの不安点」で、まさかの無冠も!?

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4.ローテーションが不安……

 グレード制導入以降、きさらぎ賞から皐月賞に直行して勝った馬は1990年のハクタイセイただ一頭。それもハクタイセイが勝ったきさらぎ賞は京都競馬場の改修工事の影響で阪神競馬場、それも2000mで行われたものだった。

 あくまでデータの話だが、近年でもトーセンスターダム、トーセンラー、リーチザクラウン、アサクサキングスなどがきさらぎ賞を勝利して皐月賞に直行しているが、いずれも大敗。G1馬やG1連対馬も該当しているだけに、気になるデータではありそうだ。

 ただ、近年は昨年のドゥラメンテや一昨年のイスラボニータ、2012年のゴールドシップなどがきさらぎ賞の1週後の共同通信杯(G3)からの直行で皐月賞を制していることは心強いか。もっとも、その1週間の違いが意外に重要なのかもしれないが……。

5.初物尽くしが不安……

 サトノダイヤモンドにとって皐月賞が初の中山コース、そして初の関東遠征になる。近年、実際に同条件で皐月賞を制したのはヴィクトリーやノーリーズン、テイエムオペラオーなどが該当する。決して前例がないわけではないが、不利な条件であることに変わりはないだろう。

6.ライバルの台頭が不安……

 最大の不安点は、やはりこれか。「サトノダイヤモンド一強」といわれたきさらぎ賞後、皐月賞への前哨戦がいくつか行われたが、中でもきさらぎ賞と同じくレースレコードでの決着となった弥生賞(G2)の内容は極めてハイレベルなものだった。

 特に勝ったマカヒキ、2着だったリオンディーズの走りは3歳馬離れしたもので、マスコミの評価はサトノダイヤモンドを加えた「3強」という形で落ち着いている。

 実際に盤石のはずだったサトノダイヤモンドに不安説が囁かれ始めたのが、ちょうど弥生賞が終わった後からであり、マカヒキとリオンディーズの走りはそれだけ多くの競馬ファンに衝撃を与えたということだろう。

 以上の6つがサトノダイヤモンドの不安説だが、戦前からこれだけ囁かれているのも、裏を返せば期待されている証でもある。実際にマカヒキには騎手が変わること、リオンディーズには折り合いなどライバルにも決して不安点がないわけではないのだ。

 果たして、終わってみれば、やはり「サトノダイヤモンドの一強」と言われるのか……。それとも「生まれた時代が悪かった」と嘆かれてしまうのか……。

 いずれにせよ、今年の牡馬クラシックは競馬ファンもマスコミも大いに盛り上がっているようだ。

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