GJ > 競馬ニュース > 九州産馬の大物カシノマスト
NEW

18年ぶりの快挙なるか!?「次元が違う」九州産馬の大物カシノマストが「韋駄天」から継承された狂気のスピードを見せつける

【この記事のキーワード】, ,
keiba0609.jpg

 JRAで活躍する大半のサラブレッドが北海道で生産されていることに対して、「九州産馬」はその名の通り、九州で生産育成されている馬のことをいう。

 北海道などの主流と比較すれば、種牡馬や繁殖牝馬の質、馴致の技術などがまだまだ劣っており、基本的に九州産馬が活躍することは難しい。

 従って、多くの九州産馬は7月の九州産馬限定の新馬戦でデビューを飾り、そこを勝ち上がれば8月に行なわれている唯一の九州産馬限定オープン・ひまわり賞に参戦する。言い換えれば、毎年のひまわり賞は九州産馬の頂点を懸けた「九州産馬のダービー」のようなものだ。

 では、その後はどうするのか。

 その後は当然、一般の2歳馬と同じレースで走ることとなり、多くの九州産馬は引退までほぼ何もできずに大敗を繰り返す。なかなか凄惨な立場だが、それくらい九州産馬は大きく劣っている。

 だが、それが「必ず」というわけではない。

 かつて地方の笠松競馬からJRAの頂点に登りつめたオグリキャップや、最近では北海道の中小牧場で産まれたモーリスやゴールドアクターに代表されるように、時として生まれや育ちの”ハンデ”を軽く克服してしまう名馬が出現するのが競馬の面白いところだ。

 そして、それは九州産馬も決して例外ではないのだが、現実はそう甘くない。

 2012年のコウエイピース以来、ひまわり賞の勝ち馬は4年連続でその年の朝日杯フューチュリティS、もしくは阪神ジュベナイルFといった2歳G1の「最下位」を記録している。

 言い換えれば、ここ数年の2歳G1の最下位は九州産馬代表の「指定席」と述べても過言ではない。つまり、いくら強くとも所詮は九州産馬の中で強いだけなのだ。

 だが、どうやら今年のひまわり賞馬カシノマストは、これまでの九州産馬とは「次元」が違うらしい。

18年ぶりの快挙なるか!?「次元が違う」九州産馬の大物カシノマストが「韋駄天」から継承された狂気のスピードを見せつけるのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  2. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
  3. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  4. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  5. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  6. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  7. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  8. テーオーロイヤル、ドゥレッツァの骨折も無関係ではない!? タイムトライアルのような京都の高速馬場…宝塚記念前の「怪時計連発」に懸念の声
  9. ナミュール、マスクトディーヴァは大丈夫?高速馬場の「カラクリ」に要注意…歴代最高「2070万馬券」の大波乱はなぜ起きた【ヴィクトリアマイル】
  10. 【ヴィクトリアマイル】ソダシ、ソングライン、ナミュールの激走を見抜いた“マイル三冠王”が今年も完全制覇へ自信の一手!マスクトディーヴァの取捨は?