真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.09.06 10:07

岩田康誠騎手、ついに「年間重賞未勝利」……消えた「積極騎乗」と「有力馬集まらず」の悪循環
編集部

岩田康誠騎手が、ついに1年間「重賞未勝利」となってしまった。
3日の札幌2歳Sでアドマイヤウィナーに騎乗した岩田騎手だったが、中団から最後の直線で伸びを見せるも3着。4日日曜の重賞騎乗がなかったため、1年間重賞勝利なし、となってしまった。
最後に勝ったのは昨年の小倉2歳Sだが、勝利馬のシュウジは現在もスプリント路線の有力馬の1頭として活躍。岩田騎手で今年の函館SSをハナ差2着としたが、岩田騎手としてみればここで勝利できなかったことが本当に痛かった。
昨年まではゴールドシップやアドマイヤデウス、ラブリーデイやウリウリにも騎乗し重賞を勝ちまくっていた岩田騎手。これほど突然勝てなくなるというのもめずらしい話だ。今年もヌーヴォレコルトなどに騎乗しチャンスはあったが、ことごとくチャンスを活かせなかった印象で、運にも見放されているのかもしれない。僅差の2着が多いという点からも、やはり「運」という部分も大きいのではないか。
「運という面もあるでしょうが、やはり以前に見られた、強引と言えるほどの積極性が完全にナリをひそめてしまったのが最大の原因でしょう。闘争心あふれる騎乗は岩田騎手のトレードマークでしたが、一方で『危険だ』と批判も非常に多かっただけに、反省したことでスタイルが変わってしまったのかもしれません。自身が地方から移籍してからがそうだったように、C.ルメール、M.デムーロという2人の外国人騎手が通年で滞在し、クラシック路線のお手馬が行ってしまったことも大きい。複合的な要因があるのでは」(競馬記者)
2012年にG1競走6勝を挙げた際には「武豊を超える」とまで言われていた岩田騎手だが、今はその雰囲気はどこにもない。唯一の救いは、それでもリーディング7位(55勝)にいることだろうか。
PICK UP
Ranking
11:30更新JRA宝塚記念(G1)横山典弘「息子愛」でタイトルホルダー救った!? 好アシストに陣営からも感謝の声、横山和生が「最大のピンチ」を脱した裏側
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 川田将雅「ルール違反疑惑」の現場関係者にブチ切れ!? マスコミ関係者に注意喚起の即通達…怒りを隠せなかった「目に余る行為」とは
- 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- JRAイチの「豪快王」小島太列伝。愛人、酒席トラブルあっても名騎手、名調教師の生き様に曇りなし