GJ > 競馬ニュース > 「有馬、再び」日経賞が豪華面子
NEW

高松宮記念どころじゃない! 「有馬記念、再び」日経賞(G2)ゴールドアクター出走に、逆転狙うライバルもそろい踏み!

【この記事のキーワード】, ,
arimakinen0324.jpg第60回有馬記念(競馬と景色の写真集より)

 23日に開催される日経賞(G2)。後のG1に続く前哨戦として近年重要性が増してきているが、今年はゴールドアクター、サウンズオブアース、マリアライトを始めとした有力馬が集い、まさに「有馬記念(G1)再び」といった様相を呈している。

 中でも注目は、昨年の有馬記念で念願のG1初制覇を飾ったゴールドアクター。G1初挑戦となった一昨年の菊花賞(G1)3着以降は、約9か月間じっくりと休養を取った。始動したのは昨夏だったが、そこから4連勝で頂点まで登りつめた。主戦の吉田隼人騎手との相性は抜群で、息の合った先行力と勝負強さに貫禄が出てきたか。

 前年の有馬記念の覇者が同舞台の日経賞から始動した例は、多いようで意外と少ない。過去にマツリダゴッホがグランプリホースの貫録を見せつけている。ただ、逆にグラスワンダーやマンハッタンカフェなどがここから始動したが、まさかの敗戦を喫し波乱を呼んだ。今年のゴールドアクターはどうだろうか。

 最大のライバルは、昨年の有馬記念でゴールドアクターにクビ差まで迫ったサウンズオブアースだろう。2014年の自己条件以来勝ち切れないでいるが一方、G1以外で連対を外したのは昨年の日経賞の4着だけと堅実な末脚が持ち味。1kgの斤量差を活かせば、逆転も見込める。

 主戦のM・デムーロ騎手がドバイに遠征しているため、今回は福永祐一騎手の代打騎乗となる。ただ、実はサウンズオブアースを最後に勝たせたのが福永騎手。先週に引き続き、相棒に重賞勝利をプレゼントできるだろうか注目だ。

 牝馬ながら、昨年の有馬記念4着だったマリアライトも侮れない。昨春の時点ではまだ1000万下の馬だったが、そこから条件戦を連勝しマーメイドS(G3)でも2着。秋にはエリザベス女王杯(G1)を制して、ついに牝馬のチャンピオンになった。

 その勢いのまま果敢に挑戦した有馬記念では、12番人気の低評価を跳ね返す4着。今春もここから蛯名騎手と共に目黒記念(G2)、宝塚記念(G1)と古馬の王道を歩む。

 新勢力のアルバートが有馬記念11着からのリベンジを狙っている。昨春までは500万下さえ勝ち切れない馬だったが、夏に先週の阪神大賞典(G2)を勝ったシュヴァルグランに快勝してから覚醒。4連勝でステイヤーズS(G2)を制すと、年末のグランプリまで駒を進めた。

 初めての一線級との戦いは惨敗だったが、ステイヤーズSを5馬身差で圧勝したポテンシャルはこんなものではないはず。鞍上にC・ルメールを起用し、ゴールドアクターやサウンズオブアースといった同世代へのリベンジに燃えている。

高松宮記念どころじゃない! 「有馬記念、再び」日経賞(G2)ゴールドアクター出走に、逆転狙うライバルもそろい踏み!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  4. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  5. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  6. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  7. 【オークス】石川裕紀人が滑り込みでラストチャンスをゲット!?血統的に距離延長歓迎の穴候補に浮上…カワカミプリンセス、カレンブーケドールに続けるか
  8. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
  9. 【天皇賞・春】ドゥレッツァでもタスティエーラでもない光明!? レベル疑問の4歳世代に「惑星ステイヤー候補」が登場
  10. 日本ダービー馬は運が良いだけ!? 天皇賞・春(G1)J.モレイラ「完璧騎乗」もタスティエーラ惨敗の絶望感…G1「2勝以上」上積みは2007年ウオッカが最後