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JRA菊花賞(G1)「超軽量牝馬」10年ぶり参戦メロディーレーンがいろいろ気になる理由

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 20日(日)に京都競馬場で開催される菊花賞(G1)。その大一番に、3分の2の抽選を突破した牝馬メロディーレーン(牝3歳、栗東・森田直行厩舎)が挑む。

 昨年デビューしたメロディーレーンだが、当初はその走りではなく、336キロというサラブレッドらしからぬ、超軽量の馬体が話題となった。

 その後、馬体はあまり大きくならなかったものの走り続け、今年の6月、岩田望来騎手を背に挑んだ3歳未勝利(芝2400m)を勝利。同時に馬体重340キロで、JRA最少体重Vの新記録も達成した。

 続く3歳以上1勝クラス(芝2000m)では、古馬の壁に跳ね返されて13着と惨敗を喫したものの、前走の3歳以上1勝クラス(芝2600m)では見違える走りを見せる。

 後方に控えて脚をためたメロディーレーンは3角から徐々に進出。4角で大外に持ち出されると最後の直線で上がり最速となる35秒1の末脚を発揮し、ライバルたちを次々に交わして優勝。コースレコードを1秒9、JRAレコードを0秒2、そして自身が記録したJRA最少体重記録をマイナス2キロ、それぞれ更新する記録ずくめの勝利をあげた。

「メロディーレーンは2400mと2600mでそれぞれ勝利をあげています。小柄ながら、比較的長距離を得意にしているようですが、2400m戦は斤量51キロ、2600m戦は斤量49キロでした。今回はキャリアで背負ったことがない55キロの斤量での挑戦ですし、やはりちょっと厳しいかもしれません。

 牝馬の菊花賞挑戦は、2009年のポルカマズルカ以来、10年ぶりのこと。このときは17着に終わっています。メロディーレーンは、まずこの記録を上回ることが目標になるのではないでしょうか?」(競馬誌ライター)

 牝馬ながら菊花賞を勝利した馬はこれまで2頭存在する。だが、1943年のクリフジ、47年のブラウニーと、いずれも70年以上前の出来事だ。現代競馬ではなかなか達成することが難しいだろう。

 だが「山椒は小粒でもぴりりと辛い」ともいう。小兵メロディーレーンは4枠8番に入った。下馬評を覆す走りを見せることができるのだろうか?

 

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