
武豊ワールドプレミア「急上昇」JRA菊花賞(G1)直前栗東・美浦情報一挙公開
牡馬クラシック最終戦・菊花賞(G1)が20日(日)に行われる。最後の1冠の開催を間近に控えたこの時期に、東西の関係者たちから有力な情報が届けられた。レース前にご一読することをオススメする。
まずは栗東から。前走の神戸新聞杯(G2)を3着で終え、鞍上の武豊騎手からレース後に「気性面の成長がうかがえず残念」と辛口のジャッジを下されたワールドプレミア(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)。
「春はソエのせいであまり乗り込むことができませんでした。ですが、最近は脚元の不安もなくなり、しっかり稽古を積むことが出来たようで、見違えるような走りを見せています。
前走は4角から“ヨーイドンの競馬”で置かれてしまいましたね。ただ友道調教師は『不向きな展開でもヴェロックスに迫っていたので成長を感じた』と語り、『折り合い面も問題ないので距離延長も心配ない』と自信をのぞかせていましたよ」(栗東関係者A)
武豊騎手は自身の公式サイトの日記で、『令和に入ってから重賞を勝っていない』と明かしている。令和での重賞1勝目をワールドプレミアとともにあげることができるか。
上がり馬カリボール(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)は虎視眈々と上位進出を狙う。
今年の2月に遅いデビューを飾ると、翌月の3歳未勝利(芝1800m)で初勝利。秋は自己条件の特別戦で2着に入ると、次走の清滝特別(2勝クラス)に出走。出遅れながらも最後方で脚をため、最後の直線で上がり最速の33秒9秒の末脚を使い、見事勝利をあげた。
「前走は最後方からでしたが、古馬相手に鋭く切れる脚を使うなど、見事な走りを見せてくれました。中1週での挑戦が気になるところですが、須貝調教師は、『しっかりと攻め馬を積めた。状態は維持しています』と語っていました。仕上がりは悪くなさそうなので、大崩れすることもないでしょう」(栗東関係者B)
上がり馬の一撃に期待!?
抽選を突破したメロディーレーン(牝3歳、栗東・森田直行厩舎)は、牝馬ながら菊花賞に挑戦する。
前走は上がり最速となる35秒1の末脚を発揮し、大外一気で優勝。コースレコードを1秒9、JRAレコードを0秒2、そして自身が初勝利を上げた際に記録したJRA最少体重記録をマイナス2キロ、それぞれ更新する記録ずくめの勝利をあげた。
「340キロを切ることもある小柄な馬ですが、一完歩が大きいですね。息遣いも良くなっているようですし、成長を感じます。陣営は中間こそ疲労を回復させることに集中していたようですが、最終追い切りはしっかりと併せ馬で行っていました。準備は万端といったところでしょう。
長くいい脚が使えるタイプですので、森田調教師も『早めに動ける形が取れれば』と明かしていました」(栗東関係者C)
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