JRAエリザベス女王杯(G1)「東西現場ネタ」ラッキーライラックに強調材料は……外国人騎手確保の「アノ馬」陣営がニヤリ?
続いては美浦から。O.マーフィー騎手を鞍上に確保したウラヌスチャーム(牝4歳、美浦・斎藤誠厩舎)陣営が色気を見せているようだ。
前々走のクイーンS(G3)は馬体重プラス10キロで臨み、馬体には緩さが見えたものの、勝ち馬から0秒2差の4着。前走は京都大賞典(G2)打って変わって-8キロで挑んだが、今度は調教量を増やしすぎたのか、パドックからイレ込むなど落ち着きに欠き、7着に終わっている。
「これまでの反省を踏まえて、1週前にしっかりやって、最終追い切りは終いに少し促し程度の軽めの調教。近2走とは違い、順調に来ているようです。
鞍上は春に旋風を巻き起こしたマーフィー騎手。展開が向けばチャンスは十分にあると思いますよ」(美浦関係者A)
変わり身もあるか?
前走の日本海S(3勝クラス)で逃げ切り勝ちを収め、晴れてOPクラスに返り咲いたゴージャスランチ(牝4歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)。
元々、脚元に不安があったが、成長するに伴い改善。そのため、しっかり稽古を積めるようになり「以前に比べると見違えるほど馬体も良くなった」と関係者は明かす。そして鹿戸調教師も、「調教の成果を実戦でも出せるようになってきた。今回も力を発揮できれば、大きく崩れることはない」と前向きだった。
ジャイアントキリングを起こす?
フロンテアクイーン(牝6歳、美浦・国枝栄厩舎)も侮れない。
今年は中山牝馬S(G3)を勝利。その後、ヴィクトリアM(G1)15着、クイーンS(G3)7着と結果が出なかったが、府中牝馬(G2)では2着とここで有力視されているラッキーライラック、クロコスミアらに先着している。
「前走は稍重の馬場でも好時計で走っていたので、立て直しには成功したと見てもいいのでは? 国枝調教師によれば今回も『その状態を維持している』といい、『京都競馬場も、合わないとは思いません』と強気でした。昨年は7着に敗れたものの、それは『直線で不利があった』から。『昨年の雪辱を晴らしたい』と意気込んでいました。
リベンジなるか。
エリザベス女王杯は10日(日)15時40分からの発走を予定している。
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