
JRAマイルCS(G1)インディチャンプ池添「重賞36連敗」止める!? 「福永先輩からいろいろ聞いた」思い出される2年前の大仕事
「仕事人」にビッグチャンスが巡ってきた。
17日に京都競馬場で行われるマイルCS(G1)に出走する、春のマイル王インディチャンプ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)が最終追い切りを行った。
栗東の坂路で最終追い切りを行ったインディチャンプは4ハロン52.9秒、ラスト12.2秒。馬場が荒れる時間帯にもかかわらず、パワフルな伸びを見せ、併せ馬に2馬身先着している。
「最後の1ハロンはいい反応で、状態の良さを感じることができました」
そう話したのは“代打騎乗”の池添謙一騎手だ。春の安田記念(G1)は主戦・福永祐一騎手とのコンビでマイル界の頂点に立ったインディチャンプだが、秋の大一番を前に主戦騎手がまさかの騎乗停止。大レースで屈指の勝負強さを誇る「仕事人」池添騎手に思わぬチャンスが巡ってきた。
「あとはレースで見せるクセを陣営の方からと、福永先輩からいろいろ聞きました」
陣営はもちろんだが、池添騎手にとっても「結果」が欲しい一戦だ。かつて三冠馬オルフェーヴルなどのコンビで数々の大レースを制してきた池添騎手だが、近年は苦戦……。
今夏の札幌記念(G2)では、昨年の有馬記念(G1)を勝ったブラストワンピースの主戦降板を言い渡される屈辱を味わったばかりだ。
「もともとG1などの大レースで無類の強さを見せてきた池添騎手ですが、今年はまだ重賞2勝と苦しんでいます。それも3月の弥生賞(G2)を勝ってから、ここまで重賞36連敗中……。近年だと2017年の4月から翌年の3月まで続いた39連敗以来の大型連敗です。
マーメイドS(G3)で10番人気だったレッドランディーニに2着するなど、“一発”の魅力は健在ですが、単純にチャンスのある馬に恵まれていないという事情もあります。ファンからも普段の勝ち星よりも『大レースを勝ってこそ』という華のある騎手だけに、今回で存在感を示してほしいですね」(競馬記者)
池添騎手といえば、先述したオルフェーヴルやブラストワンピースに代表されるように、どちらかといえば主戦騎手として長く乗り続けながら結果を残してきた職人派。あまり“代打”のイメージはないが……。
「思い出されるのは、レーヌミノルで勝った2017年の桜花賞(G1)ですね。当時、レーヌミノルの主戦は浜中俊騎手でしたが、トライアルでまさかの騎乗停止。急遽、池添騎手に代役が回ってきました。レースでは好位から残り200mで先頭に立つ積極的な競馬。前年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)で完敗(3着)したリスグラシューやソウルスターリングを相手に逆転優勝を飾りました」(競馬記者)
逆転といえば、今回のマイルCSで人気を分け合うダノンプレミアムには春のマイラーズC(G2)で、ダノンキングリーには前走の毎日王冠(G2)でそれぞれ後れを取っている。逆転には、池添騎手のあと一押しが必要になるかもしれない。
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