JRAインディチャンプ「天皇賞・秋」へ布石!? 毎日王冠(G2)“あえて”の1800m挑戦に「ここで走れれば、今後の幅が広がる」

春の安田記念(G1)でG1初制覇を飾ったインディチャンプ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)が、6日の毎日王冠(G2)に向けて最終追い切りを行った。
「これで、できたんじゃないかな。時計も速いし、これで大丈夫」
音無秀孝調教師の高評価も当然だ。栗東の坂路で行われた最終追い切りは4ハロン51.1秒、ラスト12.3秒と絶好の時計をマーク。同日の京都大賞典(G2)を予定している同厩のダンビュライトを1馬身半突き放した。
G1初挑戦となった春の安田記念は、昨年の年度代表馬アーモンドアイと底知れないスケール感のあるダノンプレミアムが激突。戦前から「現役No.1決定戦」と評されるほどハイレベルなメンバーだった。
しかし、レースはアーモンドアイ、ダノンプレミアムの両頭がスタート直後に不利を受ける波乱の幕開け。そんな中、スムーズに内から運んだインディチャンプは最後の直線でも鋭い伸びを見せ、粘るアエロリットをクビ差捉えてG1初制覇を飾った。
2月の東京新聞杯を勝った時から「この馬はG1を勝つ」と豪語していた主戦の福永祐一騎手は、レース後「日本で一番強い馬を負かしたのは偶然ではできないことですし、G1ウイナーにふさわしい走りだったと思います」と有言実行の勝利にガッツポーズ。名手が惚れ込む大器が、あっさりとマイル界の頂点に上り詰めた。
そんなインディチャンプにとって、今回は1800mの挑戦と課題は明らか。だが、8戦5勝2着1回と得意にしている1600m戦ではなく、あえて距離の壁に挑むことには「理由」があるようだ。
「例えば春のNHKマイルC(G1)を勝ったアドマイヤマーズがそうですけど、近年は中距離実績のない一流マイラーが東京1600mの富士S(G3)から始動する傾向が強まっています。
しかし、インディチャンプはあえて実績のない1800mに挑戦。音無調教師は『ここ(1800m)で走れれば、今後の(選択の)幅が広がる』と中距離挑戦に含みを持たせています。普通に考えれば、今後は11月のマイルCS(G1)が既定路線ですが、内容次第では2000mの天皇賞・秋(G1)に挑戦する可能性もまんざらではないと思いますよ」(競馬記者)
実際、2016年に安田記念を勝ったロゴタイプや2着のモーリスは同年の天皇賞・秋に出走。ロゴタイプは5着に敗れたものの、モーリスは見事“二階級制覇”に成功している。
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