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JRA宝塚記念(G1)「最強の1勝馬」エタリオウ卒業へ横山典弘「楽しかった」ステイゴールド最後の猛威が競馬界を襲う

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 23日、阪神競馬場で行われる宝塚記念(G1、芝2200メートル)にエタリオウ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が出走する。G1や重賞レースでいくつもの好走実績を誇る最強の1勝馬について検討しよう。

 エタリオウは日本ダービー(G1、芝2400メートル)で13番人気ながら4着に激走すると、続く神戸新聞杯(G2、芝2400メートル)で日本ダービー馬ワグネリアンの2着に好走した。菊花賞(G1、芝3000メートル)ではフィエールマンとハナ差の勝負を演じたものの2着に惜敗。唯一勝ったレースは未勝利戦(芝2000メートル)のみ。最強の1勝馬と呼ばれるようになった。

 今年の第1目標、天皇賞・春(G1、3200メートル)では2勝目を上げると同時のG1初戴冠を期待された。鞍上のM.デムーロ騎手は最後方からイチかバチかの勝負を選択。3角手前からロングスパートを開始、4角では5番手まで押し上げる。しかし、前が止まる展開ではなく、フィエールマンとグローリーヴェイズの一騎打ちから6馬身離された4着。G1制覇はこの宝塚記念に持ち越された。

 宝塚記念ではM.デムーロ騎手は長年の相棒スワーヴリチャードに騎乗するため、エタリオウの鞍上は横山典弘騎手。友道康夫調教師が「日本人で一番合いそう」という理由で横山騎手に騎乗を依頼したという。横山騎手も「ずっといい馬だと思っていた」と快諾、「願いがかなった」と冗談まじりで高い期待を口にした。

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