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JRA新人騎手「181戦0勝」の絶望……斎藤新、岩田望来ら「超ハイレベル新人」に飲まれ、デビューイヤー未勝利の危機

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 ここまで29勝を上げている菅原明良騎手の1強状態だが、それ以上に現在わずか3勝の大塚海渡騎手と、未勝利の小林凌大騎手は深刻だ。

「特に、ここまで未勝利の小林騎手は心配ですね……。周囲のバックアップが期待できるデビューイヤーで勝てなかった騎手は、近年では本当に稀。個人的な記憶で申し訳ないんですが、2007年にデビューした池崎祐介騎手が記憶に残っています。あの時も同期に浜中俊騎手や藤岡康太騎手らがいて、実力者に飲まれた格好でした」(競馬記者)

 池崎騎手は初年度71戦と騎乗馬にも恵まれず結局、初勝利は翌年の5月まで遅れた。4年目には障害レースで騎乗するなど苦心が窺えたが、デビューからわずか5年で引退している。

 一方、小林凌騎手はここまで181回(7日現在)騎乗しており、かつての池崎騎手よりは恵まれた状況だ。しかし、2着7回、3着8回があるものの、なかなか初白星が出ない。

「この日(7日)も1Rのグレートコート(2番人気)はチャンスだと思っていたんですが、中団から伸びきれずに3着。ダート短距離の馬なので、もう少し前から競馬できるといいんですが……。

デビュー戦から小林騎手が騎乗して2着1回、3着が2回。小林騎手が勝つなら、グレートコートと思っていただけに残念ですが、伊東純一オーナーも我慢強く使ってくれていると思います」(同)

 さらに小林凌騎手は7日、7Rでも4番人気のチェリートリトンで2着。まずまずの結果が出たものの、翌日曜日は騎乗がない状況など、初勝利が遠い。

 以前から何とかと関西と比較して「新人騎手を育てる気概に欠ける」といわれている関東の競馬サークル。確かに池崎騎手も美浦の所属騎手だったが、未だ3勝の大塚騎手も含め、もう少し新人騎手にチャンスを与えても良いのではないだろうか。

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