真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.09.26 10:00
「有馬記念のあとに競馬は必要か」ホープフルSのG1昇格に伴い毎年の「大トリ」が2歳G1に……競馬の季節感を無視し、ファンの声を無視したJRAの「迷走」はどこへ
文=浅井宗次郎
例えばJRAは今回、大阪杯のG1昇格の理由として「G1昇格の基準である、近3年のレーティング平均115をクリアしている」と述べている。確かに毎年のように強豪馬が集い、今年もキタサンブラックやラブリーデイなどのG1馬が多数参戦しているレースだけに異論はない。
しかし、ことホープフルSに関して「G1昇格の基準である」レーティング問題はどう判断するつもりなのだろうか。
ホープフルSが現行のG2に昇格してからまだ2年しか経っていないが、この2年間の出走馬はまさに「散々」といった状況だ。2年間の出走馬全頭を見渡しても、翌年のクラシックで馬券に絡んだ馬(3着以内)は皆無。それどころか後に重賞を勝った馬でさえ、昨年のロードクエストだけというレベルの低さ。頼みの綱のディーマジェスティは、直前取り消しの憂き目に遭っているだけにレーティングに加えることはできない。
これにはいくつかの原因がある。1つは2歳G1となる朝日杯フューチュリティSから2週間しか間隔がないこと。そして、前身となるラジオNIKKEI杯2歳Sの時の阪神開催ではなく、中山開催にしたことで有力な関西馬が出走しなくなったことだ。
さらにもう一つ、2歳戦線の整備に伴う重賞レースの増加が挙げられる。
PICK UP
Ranking
11:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える