
【京成杯(G3)展望】JRA「新女傑?」スカイグルーヴ降臨! 才気あふれる牡馬勢と激突!
19日(日)中山競馬場で開催される京成杯(G3)。年末のホープフルS(G1)へ向かう馬が増えたため、実績十分の馬の出走はなく、混戦模様の荒れる1戦になると目されている。
ヒュッゲ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)は3連勝で重賞を勝ち、勢いに乗りたい。
デビュー戦(芝2000m)こそ岩田康誠騎手を背に6着に敗れたものの、2戦目の2歳未勝利(芝2000m)では和田竜二騎手が騎乗し、5番人気ながら逃げて、2着に7馬身差をつける快勝。前走のエリカ賞(1勝クラス)でも川田将雅騎手を背に快、足を飛ばして勝利している。
芝2000mで逃げて2連勝。ここでも主導権を握ってレースをリードする存在だろう。エリカ賞を勝って京成杯に向かうローテは、2010年の皐月賞・3着、そして日本ダービー(G1)を勝ったエイシンフラッシュと同じ。ここで結果を残し、いい形で本番に備えることができるだろうか。鞍上は和田騎手を予定している。
牝馬ながら牡馬の前に立ち塞がるスカイグルーヴ(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎)。
東京競馬場で迎えたデビュー戦(芝2000m)では、C.ルメール騎手を背に最内枠から逃げて勝利。緩やかなペースを作り上げると、最後の直線では上がり最速34秒1の脚を見せ、2着に5馬身差をつけてみせた。
スカイグルーヴの父はエピファネイア。昨年、初年度産駒がデビューしたものの、まだ重賞勝利はない。スカイグルーヴは産駒初重賞勝利を父にプレゼントすることができるか? ルメール騎手が引き続き手綱を握る予定。
徐々にポテンシャルを発揮し始めたゼノヴァース(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)も怖い存在だ。
東京競馬場でデビュー戦、2戦目(どちらも芝1800m)ともに1番人気に支持されるも、4着、5着と馬券圏外に終わっていた。
ところが中山競馬場での3戦目(芝2000m)では、好位追走から上がり最速の足を発揮して快勝。コース替わりが功を奏したのか、見違える走りを見せて勝ち上がりを決めている。
トリッキーなことで知られる中山競馬場。同条件での勝利したことがある経験はプラス材料だと考えていいだろう。O.マーフィー騎手とともに重賞勝利を狙う。
重賞での好走歴を持つロールオブサンダー(牡3歳、栗東・橋口慎介厩舎)にも注目だ。
中京競馬場での2歳新馬戦(芝2000m)を11番人気ながら好位追走から勝利。続く紫菊賞(1勝クラス)でも、6番人気だったものの今度は逃げて快勝。いい意味で人気を裏切る走りを見せている。
3戦目のラジオN杯京都2歳S(G3)でも逃げて主導権を握り、最後の直線でも粘りを見せたが、マイラプソディ、ミヤマザクラに交わされて3着に終わった。だが、このときは前走から20キロ増での出走だった。今回一変する可能性は十分だろう。デビューから一貫して騎乗する松山弘平騎手と勝利を目指す。
PICK UP
Ranking
11:30更新「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客