
JRA武豊「6億円」アドマイヤビルゴ「次走」はあのレース? 近藤利一オーナーと10年間確執も「遺志」によりコンビ復活
19日、京都競馬場で新馬戦が行われ、1番人気のアドマイヤビルゴ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)が勝利。2017年のセレクトセールで5億8000万円(税抜き)で落札された超良血が、単勝2.4倍の人気に応えた。
「これだけの馬だから緊張しましたね」
そうコメントしたのは、かつて「アドマイヤ軍団」と共に、数多くのビッグタイトルを獲得した武豊騎手だ。武豊騎手にとってアドマイヤを冠する馬に騎乗したのは2009年以来、約10年ぶり。ゴール後は、スタンドから大きな声援が上がるなど、競馬ファンにとっても感慨深い勝利となった。
「内容は強かったし、乗り味、バネは『いかにもディープ産駒』という感じ」
武豊騎手がそう振り返った通りの完勝劇だった。12頭立てで行われた芝1800mのレース。好スタートを決めたアドマイヤビルゴは、ハナを主張したヤマニンプルニエを行かせる形の2番手から。4コーナーで並び掛けると、最後の直線では馬場のいい外に持ち出して、そのまま押し切った。
「レース後、武豊騎手が『まだ気性が幼い』と話していた通り、現段階では素質だけ走っている印象でした。場体重も434kgと小柄なので、大きな舞台で走るには心身共に、もう少し成長したい。
ただ、これだけの馬なので、まず勝てたことが大きいと思います。(落札額)5億8000万ですか……仮にクラシック三冠しても、まだ元が取れないであろう凄い馬ですが、大舞台でその走りを見たい馬ですね」(競馬記者)
レース後、見守った友道康夫調教師も「理想の競馬をしてくれた」と武豊騎手の騎乗を高く評価。「まだ成長段階」としながらも「当然、ダービーを目指したい馬です」と最大級の評価を与えている。
デビュー戦を制したことで、一気に展望が開けたアドマイヤビルゴ。この“6億円”ホースが、今後どこへ向かうのか。予定は未定ながら、ファンの間では早くも「あのレース」に出てほしいという声が挙がっている。
「3月に行われる弥生賞ですね。皐月賞(G1)の王道トライアルですが、昨年ディープインパクトが亡くなったことを受け、今年から弥生賞ディープインパクト記念とレース名が替わります。
これを受けて武豊騎手も以前から『ぜひ、挑戦したい』『初代王者に名前を刻みたい』と出走を熱望。仮にアドマイヤビルゴが弥生賞に出走するのであれば、依頼を快諾するんじゃないでしょうか。ディープインパクトの産駒であることも期待が高まるところです」(同)
武豊騎手と「アドマイヤ」の馬とのコンビが10年以上実現しなかったのは、故・近藤利一オーナーとの確執があったと言われている。しかし、このアドマイヤビルゴに関しては、近藤オーナーから「豊に乗せてくれ。ディープに乗ったことがあるのは豊だけだから」という“遺志”があったようだ。
果たして、アドマイヤ軍団最後の大物アドマイヤビルゴは、その期待に応えることができるだろうか。いずれにせよ、今後ますます大きな注目が集まりそうだ。
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