JRAサートゥルナーリアに負けていられない!AJCC(G2)兄グローブシアターが波乱を起こすか!?
26日に中山競馬場で開催されるAJCC(G2)は帰国初戦のブラストワンピースをはじめ、重賞勝ち馬が複数出走を予定して混戦が予想される。人気薄ながら混戦を断ち切る一頭としてグローブシアター(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)に注目したい。
父・キングカメハメハ、母・シーザリオの超良血馬で兄弟にG1馬のエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアとそうそうたる顔ぶれが並ぶ。
弟のサートゥルナーリアはホープフルS、皐月賞とG1を2勝、有馬記念で2着と中山コースと抜群の相性を誇っている。同馬の父はロードカナロア(キングカメハメハ産駒)で、グローブシアターと近しい父系である。また兄のエピファネイア・リオンディーズは中山でのG1勝ちはないものの、すべて掲示板を確保しており血統的に中山との好相性がうかがえる。
グローブシアター自身の中山での戦績は3戦して3着1回、着外2回と奮わないが、本格化前の3歳春の内容のため度外視していいだろう。近走は長距離路線に挑戦し勝利こそないものの、AJCCは芝2200mで勝った比叡S(1600万下)と同距離のため期待が増す。
また鞍上は昨年のAJCC勝利ジョッキーである石橋脩騎手と初コンビを組む。昨年のAJCCは1年1カ月振りの出走だった7番人気のシャケトラ(当時:牡6)を本騎手は初コンビで勝利に導いた。同馬にとって連勝で阪神大賞典を制覇するきっかけのレースとなった。
今回グローブシアターも11カ月振りと久々の出走となる。間隔があいての出走のため、1週前追い切りではまだ本調子ではないとの情報もある。今週の最終追い切りの内容も気になるところだ。
『netkeiba.com』の予想オッズでは10番人気・単勝59倍の低評価だ。WIN5は2週連続で高配当が続いており、今週も一波乱起きそうな流れになっている。低評価の下馬評を覆し、大波乱の立役者となってもおかしくないのでは。
偶然にも厩舎、騎手、レース間隔、馬齢と昨年のシャケトラと多く共通するグローブシアター。AJCC制覇の好条件が揃った同馬の重賞初制覇・良血馬の覚醒に期待したい。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!