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JRA「単勝429倍」“屈辱”ワンダーリーデルの逆襲!? 本格化の7歳も根岸S(G3)「危険信号!」の理由とは……

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 2日に開催される根岸S(G3)にワンダーリーデル(牡7歳、栗東・安田翔伍厩舎)が出走を予定している。

 同馬は、昨年の根岸Sで6歳にして初めて重賞に挑戦した遅咲きタイプ。12番人気の低評価ながら優勝したコパノキッキングから0.8秒差の5着と健闘した。

 その後は果敢にフェブラリーS(G1)に挑戦するも、単勝オッズは屈辱の429.0倍で14頭立ての最低人気だった。

 429.0倍という単勝オッズはフェブラリーSがG1に昇格後最大。ワンダーリーデルがどれだけ“不人気”だったかというと、1番人気(単勝オッズ2.6倍)インティの単勝に投じられた総額約2億4000万円に対し、ワンダーリーデルに投じられた総額は約148万円だった。

 サラリーマンの平均的な生涯賃金と新卒の月収7~8か月分という大きな“人気格差”があったのだ。

 レースでは好スタートから道中3番手を追走、直線を向いた時は一瞬見せ場をつくった。直線では残り400mあたりからじりじり後退。結局、インティから1.6秒差の9着に終わったが、ワンダーリーデルにとって初のG1挑戦は貴重な経験となった。

 その後は沖芳夫調教師の引退に伴い、安田翔伍厩舎に転厩。

 3か月の休養を挟み、オープンとリステッド競走を3走し「1-0-2-0」と堅実な走りを披露した。そして迎えた11月の武蔵野S(G3)で横山典弘騎手と新コンビを結成すると、9番人気の低評価を覆し重賞初制覇。その後はチャンピオンズカップ(G1)に挑むも、明らかに1ハロン距離が長く11着に敗退した。

 今回は距離を1400mに短縮し、重賞2勝目を狙う。ここでコパノキッキングなど強敵を相手に好走すれば、フェブラリーSでも有力な存在となるだろう。まずは根岸Sで結果を残したいところだが、ワンダーリーデルには不吉なデータが残っている。

 前走のチャンピオンズカップから中8週という間隔で根岸Sに臨むワンダーリーデル。これまで中8週以上の休養明けは「0-0-2-5」と一度も連対がなく、いわゆる叩き良化型だ。

 武蔵野S優勝で賞金は足りており、狙いはあくまでもフェブラリーSという見方もできる。実際に休み明け2走目は「5-0-1-0」と圧巻の成績を残している。前走後は年末に帰厩すると、坂路でたっぷり乗り込まれ、毎週のように早い時計も出し勝負気配が漂うが、中間の陣営のコメントにも注目したいところだ。

 単勝オッズ429倍という“屈辱”から約1年。遅咲きワンダーリーデルが充実の7歳を迎えようとしている。

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