GJ > 競馬ニュース > ミッキーアイル「個性」と「狂気」  > 3ページ目
NEW

「MAXでやった」坂路1番時計の「究極仕上げ」で送り出されるミッキーアイル!規格外の怪物が取り戻した「個性」と「狂気」が王者ビッグアーサーに迫る!


 3歳で古馬と戦ったマイルG1の2戦で大敗を喫したのだから「マイルは長い」という見方もできる。だが、NHKマイルCを含む5連勝がすべてマイル戦であった事実を考えれば、そう簡単にマイルに見切りをつけられるものでもないだろう。

 その結果、結局ミッキーアイルがマイルと決別できたのは、昨年の安田記念だった。マイルで勝つため覚えた「控える競馬」の集大成として挑んだ一戦。道中では一時7番手までポジションを下げて脚を溜めようとしたが、結果は15着大敗。残念ながら成果は、生まれなかった。

 そんなミッキーアイルに転機が訪れたのは、今年の阪急杯(G3)だ。

 主戦の浜中騎手が落馬負傷のため、松山弘平騎手に乗り替わり。当時まで通算重賞3勝と実績のない鞍上が不安視されたが、先入観のない松山騎手はミッキーアイルを逃げ馬に戻し、3歳秋のスワンS以来、約1年半ぶりの勝利を挙げた。

 このレースぶりに周囲からは「これまで浜中騎手が教え込んできたことが無駄になった」と批判もあった。だが、馬も人も、必ずしも抑え込むことばかりが教育ではないのかもしれない。

 続く高松宮記念で松山騎手は折り合いより、またもミッキーアイル自身のリズムを優先。ローレルベローチェを始めとした何が何でも逃げたい馬がいたため、ハナを切ることはなかったが最後まで脚色は衰えず、勝ったビッグアーサーから3/4馬身差の競馬で2着した。

 古馬になって初めて、G1に手が届き掛けた瞬間だった。

「MAXでやった」坂路1番時計の「究極仕上げ」で送り出されるミッキーアイル!規格外の怪物が取り戻した「個性」と「狂気」が王者ビッグアーサーに迫る!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  6. 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
  7. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」