真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.10.01 08:15

「MAXでやった」坂路1番時計の「究極仕上げ」で送り出されるミッキーアイル!規格外の怪物が取り戻した「個性」と「狂気」が王者ビッグアーサーに迫る!
編集部
3歳で古馬と戦ったマイルG1の2戦で大敗を喫したのだから「マイルは長い」という見方もできる。だが、NHKマイルCを含む5連勝がすべてマイル戦であった事実を考えれば、そう簡単にマイルに見切りをつけられるものでもないだろう。
その結果、結局ミッキーアイルがマイルと決別できたのは、昨年の安田記念だった。マイルで勝つため覚えた「控える競馬」の集大成として挑んだ一戦。道中では一時7番手までポジションを下げて脚を溜めようとしたが、結果は15着大敗。残念ながら成果は、生まれなかった。
そんなミッキーアイルに転機が訪れたのは、今年の阪急杯(G3)だ。
主戦の浜中騎手が落馬負傷のため、松山弘平騎手に乗り替わり。当時まで通算重賞3勝と実績のない鞍上が不安視されたが、先入観のない松山騎手はミッキーアイルを逃げ馬に戻し、3歳秋のスワンS以来、約1年半ぶりの勝利を挙げた。
このレースぶりに周囲からは「これまで浜中騎手が教え込んできたことが無駄になった」と批判もあった。だが、馬も人も、必ずしも抑え込むことばかりが教育ではないのかもしれない。
続く高松宮記念で松山騎手は折り合いより、またもミッキーアイル自身のリズムを優先。ローレルベローチェを始めとした何が何でも逃げたい馬がいたため、ハナを切ることはなかったが最後まで脚色は衰えず、勝ったビッグアーサーから3/4馬身差の競馬で2着した。
古馬になって初めて、G1に手が届き掛けた瞬間だった。
PICK UP
Ranking
17:30更新浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
“第2の金子オーナー”は武豊の元パートナー!? 「エピファネイア×ステイゴールド」の期待馬が今週末デビューへ
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA高松宮記念(G1)浜中俊「もういいでしょ」若さ故の過ちから4年! 苦い経験を活かす絶好のチャンス、「被害者」武豊から託されたレシステンシアと重なるアノ馬
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!