JRA『武豊級』四位洋文騎手!シルクロードS(G3)エイティーンガールと「令和初」を飾れるか!?
2月2日に開催されるシルクロードS(G3)はエイティーンガール(牝4歳、栗東・飯田祐史厩舎)に注目したい。
明け4歳のエイティーンガールは、昨年のJRA最終レース・ファイナルS(3勝クラス)の勝ち馬。阪神芝1200mで行われた同レースはスローな流れの中、後方からメンバー最速の上り3ハロン33.3秒の脚を繰り出し、2着に2馬身半差をつける圧勝だった。勢いそのままに重賞初制覇を狙う。
今開催の京都芝コースは時計のかかる馬場傾向にあり、阪神最終週のレースで追い込みを決めた豪脚は心強い。また父ヨハネスブルグの産駒は、芝・ダート問わず走っており、力のいる馬場で好走が目立っているのもプラス材料だ。
エイティーンガールは京都競馬場を4走し、1着2回、2着1回と相性のいいコースだ。前走54kgで圧勝しているだけに、斤量53kgの軽ハンデはとても魅力的にうつる。
1月31日(金)時点、『netkeiba.com』のシルクロードS予想オッズでは、7番人気・単勝18.7倍と狙いたい1頭だ。
今回、四位洋文騎手がエイティーンガールに騎乗することにも注目が集まる。
四位騎手は昨年の調教師試験に合格し、今春に厩舎開業を予定している。調教師試験受験のため、例年300回以上コンスタントに騎乗していたが、昨年は158回と乗鞍を絞っていた。今年もこれまで16回の騎乗と、O.マーフィー騎手の勝ち星より少ない騎乗回数だ。
シルクロードSが四位騎手にとって今年初の重賞挑戦となる。前回の重賞騎乗が昨年7月の函館2歳S(G3)、約半年ぶりの重賞挑戦だ。さらに勝利することができれば、18年エテルナミノルで制した愛知杯(G3)以来の約2年ぶり、令和初の重賞勝利となる。
3月1日付での調教師免許取得が決まっており、2月29日(土)が騎手生活の最終日となる。残り9日間の騎乗になるため、重賞騎乗頻度を考えると今回が最後の重賞挑戦になるかもしれない。
四位騎手はダービー2連覇の偉業を達成しており、レジェンド武豊騎手以外で唯一達成しているジョッキーだ。また四位騎手は9度のフェアプレー賞受賞している。これも武豊騎手と同じ受賞回数と、まさに一流ジョッキーである。
今年は16回の騎乗のうち1番人気馬に騎乗はないものの、2勝を挙げている。騎乗技術は全く衰えを感じさせないあたりは流石である。
第2の人生に向けて弾みをつけたい名手の手綱さばきに注目が集まる。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!