GJ > 競馬ニュース > きさらぎ賞×グランレイ
NEW

JRA「G1上り最速馬」グランレイ! きさらぎ賞(G3)京都の馬場も味方する!?

【この記事のキーワード】, ,

JRA「G1上り最速馬」グランレイ! きさらぎ賞(G3)京都の馬場も味方する!?の画像1

 9日(日)京都競馬場できさらぎ賞(G3)が開催される。出走予定馬の中で唯一G1レースを経験しているグランレイ(牡3歳、栗東・池添学厩舎)に期待したい。

 グランレイは京都芝1800mの新馬戦でデビューした。レースは終始ひっかかり、ハナを切る展開となってしまった。最後はスタミナ切れで3着に敗れるも、地力の強さを証明する走りだった。

 次走の未勝利戦は1番人気に支持され、中団の馬群の中に控えレースを進めた。最後の直線は1頭だけ次元の違う末脚を発揮し、2着に4馬身差をつける圧勝だった。

 朝日杯FS(G1)に出走するも14番人気の低評価。前走芝1400mからの距離延長、1勝馬という点を嫌っての人気薄だった。レースはビアンフェが速いペースで引っ張る展開。グランレイは後方から競馬を進める。前半3F33.8秒のハイペースが味方したこともあり、直線一気で3着に食い込み波乱の立役者となった。

 上りタイムはメンバー最速の34.9秒。上りタイム2位のタガノビューティーより0.3秒早い飛びぬけた数字だ。負けた相手も重賞を既に勝っていたサリオス、タイセイビジョンであり、悲観する内容ではない。

 今の京都の馬場は、先週のシルクロードS(G3)の上位3頭がすべて後方からの追い込み馬で決まっているように、外差しが決まりやすい傾向にある。これはグランレイにとって末脚勝負は大歓迎だ。

 きさらぎ賞は芝1800mで行われるため、朝日杯FSから200mの距離延長となる。しかし、父ルーラーシップの産駒は芝1800mで好走傾向にあるため問題なさそうだ。

「きさらぎ賞と同じ距離の新馬戦は敗れているが、デビュー戦特有の幼さが出ており、かかりっぱなしだった。全く自分の競馬ができていないため度外視していいだろう。

 今回きさらぎ賞は特別登録馬10頭のうち4頭は新馬勝ちのキャリア1戦馬。半数近くが未知数の実力だけに、このメンバーに入るとG1好走実績があるのは大きな差だろう」(競馬記者)

 またグランレイを管理する池添調教師は今年6勝でリーディング4位の好発進。さらに先日の東海S(G2)をエアアルマスで制し、3年ぶりの重賞制覇を飾った。

 そしてグランレイに騎乗するのは兄・池添謙一騎手。同騎手はモズベッロで日経新春杯(G2)を制し、ともに幸先のいいスタートを切っている。

 好調な池添兄弟がきさらぎ賞で、グランレイの朝日杯FSの走りがフロックでないことを証明する。

JRA「G1上り最速馬」グランレイ! きさらぎ賞(G3)京都の馬場も味方する!?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  5. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
  8. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】