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JRAアーモンドアイ「連覇濃厚」!? ドバイターフ(G1)はモハメド殿下次第!?

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 ドバイターフ(G1)の連覇に向けて調整中のアーモンドアイ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)に中東から朗報が届いた。

 6日にドバイ・メイダン競馬場で行われたアルマクトゥームチャレンジラウンド2 (G2)でベンバトルが勝利した。同レースはダート1900mで行われ、ドバイWC(G1)の前哨戦に位置づけられるレースである。同馬にとって初ダートだったが、2着に2馬身差、3着に6馬身以上の差をつける強いレースだった。

 ベンバトルはゴドルフィンの所有馬で、18年ドバイターフを優勝している。当時、同レースは16年のリアルスティール、17年のヴィブロスと日本馬が連覇していた。しかし、18年はリアルスティール、ヴィブロスも出走したが、ベンバトルに3馬身差をつけられ、返り討ちにあった。

 日本馬のドバイターフ3連覇を阻んだ宿敵は、同レースを今春の目標にしているとの情報も。昨年は同レースに出走していなかったため、今年アーモンドアイの最大のライバルと目されていた。実際に今年の始動戦シングスピールS(G2)を制し、ドバイターフに向けて順調なスタートを切っている。

 だがそこからの展開は意外だった。

 ゴドルフィンの公式ホームページで、ダート重賞のアルマクトゥームチャレンジラウンド2への出走が発表された。これについて、管理するS.ビン・スルール調教師から「モハメド殿下がベンバトルにダート適性があるか試すのを認めてくれたから、我々は彼の将来を決められる」とコメントした。

 モハメド殿下の決断で、大きく風向きが変わった。

 ベンバトルがダートで圧勝したことで、最大目標のドバイWC出走が濃厚となった。次走の予定は発表されていないが、選出が発表されているサウジC(G1)かドバイWC直行の可能性が高い。

「今回手綱をとったC.スミヨン騎手は、サウジCでクリソベリルの騎乗が確定しています。ゴドルフィンとしては、ドバイWCをサンダースノーで連覇しているスミヨン騎手を確保したい。そのため、サウジは見送りドバイWCを目指すのではないか」(競馬記者)という見方もある。

 昨年の有馬記念(G1)で惨敗を喫したアーモンドアイ。ライバルが減るのは大いに歓迎だろう。ファン心理としては昨年王者と一昨年王者の対決も見たかったのも事実だが……。

 日本からはアーモンドアイに加え、昨年の香港マイル(G1)を制したアドマイヤマーズもドバイターフの招待受諾を発表した。

 ドバイでの日本馬の活躍は、今年に入って日本競馬でも絶好調の「ゴドルフィン」の動向次第か。

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