JRA京都記念(G2)ドレッドノータスに京都大賞典の激走再現!? 勝ち切れない馬同士の対戦に色気

16日(日)に行われる京都記念(G2)は、秋華賞(G1)で1・2着のクロノジェネシス、カレンブーケドールの2頭に人気が集まるに違いない。だがこのレースについて、こんな話をする記者がいる。
「そのクロノジェネシスやカレンブーケドールも含め、登録馬全てに気になる共通点がある。その共通点から考えると、波乱になり得ると思うのだけどなあ」
登録馬10頭の前走成績をよく見て欲しい。前走で勝ち星を挙げた馬が1頭もいない。前走で馬券になった馬は、ジャパンC(G1)2着のカレンブーケドール、と愛知杯(G3)2着のアルメリアブルーム、そしてAJCC(G2)2着のステイフーリッシュの3頭だけである。下級条件を勝ち上がった馬もいない。勝ち切れない馬同士の対決という見方も可能かもしれない。
勝ち切れない馬同士ならば、G1で2着が多いカレンブーケドールに勝つ順番が回ってくる、という考え方もある。しかし、G1で勝ち切れない馬が、G2でも、G3でも勝ち切れなかったというケースは、長い競馬の歴史において何度もあった。競馬歴の長いファンなら、そんな馬の名前が何頭でも思い浮かぶに違いない。
そこで前述の記者は代わりに押さえるべき馬として、ドレッドノータス(セ7歳、栗東・矢作芳人厩舎)の名前を挙げている。ドレッドノータスは2走前の京都大賞典(G2)を単勝オッズ90.7倍の11番人気で勝利し、3連単1,811,410円という大波乱を演出した。全6勝中4勝を京都で挙げているコース巧者でもある。
京都大賞典で手綱を取った坂井瑠星騎手は「イメージ通りのポジションで、リズム良くレースを運ぶことができた」と勝因について語っている。レースでは道中3番手のポジションから最後の直線で抜け出しての勝利だった。今回も逃げ馬不在のメンバーだけに、楽に同様のポジションでレースを進めることが可能だろう。京都大賞典と同様、坂井騎手が今回も手綱を取る予定となっている。
記者はドレッドノータスについて、更に「矢作芳人調教師はこの京都記念を勝ちに行くつもりではないか? この2頭出しは不気味だよ」と語る。AJCC2着のステイフーリッシュも矢作芳人調教師の管理馬。秋華賞1・2着馬が参戦している10頭立ての京都記念に、ステイフーリッシュとドレッドノータスの2頭出しで挑むのだ。勝算があるからこその2頭出しという選択という可能性は十分にある。
更に今週末の矢作芳人厩舎は、同じ日に東京競馬場で行われる共同通信杯(G3)にもマートルフィールドという管理馬を登録している。この馬も前走の新馬戦を勝った時は坂井騎手が乗っていたが、坂井騎手はマートルフィールドではなく、ドレッドノータスに騎乗する。
『netkeiba.com』の予想単勝オッズは19.2倍で6番人気。京都大賞典ほどの波乱にはならない可能性はあるが、それでもドレッドノータスの激走には警戒しておきたいところだろう。
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