GJ > 競馬ニュース > 京都記念×クラージュゲリエ
NEW

JRA京都記念「G2男」川田将雅は今年も健在!?「強い4歳世代」クラージュゲリエが牡馬の意地を見せるか

【この記事のキーワード】, ,

JRA京都記念「G2男」川田将雅は今年も健在!?「強い4歳世代」クラージュゲリエが牡馬の意地を見せるかの画像1

 16日(日)に京都競馬場で京都記念(G2)が開催される。

 例年、多くの有力馬がここから始動することが多く、過去10年でもレイデオロやマカヒキ、キズナといった3頭のダービー馬をはじめ、のちにG1を獲った馬もここをステップにしている。

 今年は昨年の秋華賞馬クロノジェネシスと、秋華賞、ジャパンC(G1)2着のカレンブーケドールの参戦で、この2頭が人気の中心となっている。

 だが、一筋縄ではいかないのがこのレース。過去10年で1番人気はわずか2勝。うち1勝はG1 6勝の名牝ブエナビスタだ。今回注目を集める2頭がブエナビスタクラスとは到底思えない。

 ここは同じ4歳世代の牡馬に注目してみたい。クラージュゲリエ(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)だ。

 京都2歳S(G3)を快勝して、明け3歳は共同通信杯(G3)から始動。だが、ダノンキングリーの切れ味に屈して3着に終わる。続く皐月賞(G1)は14番人気と低評価だったが、サートゥルナーリアと0.6秒差の5着と好走してみせる。日本ダービー(G1)では、ロジャーバローズから0.6秒差の6着となる。

 今回はダービー以来、約9カ月ぶりの実戦となるが、調整は順調で6日(木)の1週前追い切りでは栗東のCウッドで6F 82.4-11.8秒と好タイムを叩きだしている。最終追い切りで、さらに上積みを期待する陣営のコメントも出ている。

 クラージュゲリエは乗り替わりの多い馬で、2歳時にJ.モレイラ騎手が2度騎乗した以外はすべて違う騎手が騎乗している。復帰戦となる今回は、現在28勝でリーディングトップを走る川田将雅騎手が騎乗する。

 昨年、G1こそ1勝に終わったがG2を6勝と、無類の勝負強さを見せている川田騎手。今年、重賞は今年7鞍騎乗しているが、G2戦はうち2回で、先日行われたAJCC(G2)を勝って勝率は50%と、その相性は健在だ。京都2200mを含む京都外回りコースでは全9勝を挙げ、勝率47.4%と好成績を収めている。コースこそ違えど、2200m戦のG2を勝っているのは好材料だろう。

 また、クラージュゲリエを管理する池江泰寿厩舎の馬には9回騎乗して3勝、オーナーのキャロットファームの馬でも2勝を挙げており、これもクラージュゲリエには心強いデータと言える。

 京都コースは京都2歳S以来となるが、勝ち星を挙げているのでコースに不安はないだろう。ダービーは2400mだったが、1Fの距離短縮は歓迎できる。

 クロノジェネシスは前走まで牝馬限定戦しか走っていないこと、カレンブーケドールはジャパンCで混合戦を経験し2着しているものの、出走メンバーが現時点で始動戦をすべて落としているという不安点が残る。

 ここのところ、「強い牝馬」に注目が集まることの多い重賞。4歳世代が「強い」のは間違いないが、牡馬も牝馬に負けず劣らずレベルは高い。クラージュゲリエもそんな4歳世代の有力馬。初重賞に続く2勝目を再び京都で挙げてもおかしくない。

JRA京都記念「G2男」川田将雅は今年も健在!?「強い4歳世代」クラージュゲリエが牡馬の意地を見せるかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  3. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 「空前の競馬ブーム」巻き起こしたオグリキャップ…ぬいぐるみはバカ売れ、見学ツアーも大人気、「ビジネスチャンス」生かしたオーナーの慧眼【競馬クロニクル 第64回】
  7. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  8. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  9. ヤマニンウルス、オーサムリザルトに新たなライバル登場か…元クラシック候補が路線変更ズバリ、M.デムーロ「強かった。乗っていただけ」
  10. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負