GJ > 競馬ニュース > 日本競馬が「欧州制圧」するために  > 2ページ目
NEW

マカヒキ惨敗で金子オーナーも「分からない」と呆然。日本競馬が「欧州制圧」を成し遂げるためには「凱旋門賞偏重」を捨てるべきなのか

【この記事のキーワード】, ,

 オーナーの金子氏はレース後「分からない」というコメントを連発し、ひどく落胆していたようである。マカヒキに懸ける期待がどれだけ大きかったのかを物語るような話だが、やはりまだまだ日本馬が「欧州制圧」を果たすのには課題があるのかもしれない。

 日本のしっかりした「野芝」の馬場と、欧州の「洋芝」の違いや輸送、ローテーションなど課題は山積み。さらに今回は日本の競馬のようなタイムでレースが決着したことからも、日本の凱旋門賞制覇がまたしても遠のいてしまった印象は否めない。

 しかし、凱旋門賞への日本の挑戦は今後も続くであろうし、継続すべきだと感じる。一部報道では「凱旋門賞にこだわるな」という声もあり、チャンピオンSなどに目を向けるべきという論調もある。それは理解できる。しかし、凱旋門賞に限らず、欧州のビッグレースであればどれを勝つにも確固たる能力が必須であることは明白だ。「凱旋門賞だから日本馬は勝てない」というわけでは決してない。むしろ、最近の欧州のトレンドであるマイル~中距離はよりハードな戦いを強いられる可能性が高い。

 何より、日本において「凱旋門賞を勝つ=日本競馬が世界一」というイメージが強い現状、使命感や名誉のための凱旋門賞挑戦は続くに違いないのだ。

 現状を考えれば、日本競馬はやはり凱旋門賞で「打倒欧州」を目指すことが必要な状況のように思える。少なくとも、これほど日本で知名度のある海外レースは他にないのだから。
(文=利坊)

マカヒキ惨敗で金子オーナーも「分からない」と呆然。日本競馬が「欧州制圧」を成し遂げるためには「凱旋門賞偏重」を捨てるべきなのかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  2. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!