真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.10.01 07:18
凱旋門賞の枠順決定!試練の「14番」となったマカヒキの「光明」は昨年の勝ち馬!? 「凱旋門賞未勝利」のC.ルメールは世界No.1騎手L.デットーリを超えられるか
編集部
マカヒキ(競馬つらつらより)
30日、凱旋門賞(仏G1)の枠順抽選会が行なわれ、日本のマカヒキは16頭中の「14番」に決定した。
抽選会後、マカヒキを管理する友道康夫調教師はサンケイスポーツの取材に対して「(枠は)あまり気にしていません。折り合いのつく馬なので、好位の4、5番手にいられればいいですが、後ろになっても直線が長いので問題はありません」と応え、C.ルメール騎手もまた「ゲート番は気にしていませんでした。どこでも大丈夫です」と強気を貫いた。
だが、「本音」は少し異なるはずだ。
現在のシャンティイの芝コースは、速い時計の出る日本向きの馬場であることに間違いはないが、同時にあまりにも馬場状態が良いので「前が止まりにくい状況」になっている。実際に前走のニエル賞(仏G2)も落鉄の影響も然ることながら、先団を走っていた格下の馬が推定33秒台の末脚を使ったため、思わぬ苦戦を強いられた。
さらに凱旋門賞当日には仮柵が移動し、インコースにまったく傷みのない芝による「グリーンベルト」が現れることから、戦前から「インコースの前目で競馬できた馬が圧倒的に有利」といわれているのだ。
そんな中、16頭中の14番という枠順に陣営が心から満足している可能性は低いと述べざるを得ない。
だが、事態はすでに世界最高峰の戦いの直前であり、世界中のホースマンが注目するインターナショナルな舞台。相次ぐ有力馬の回避により、マカヒキも2番人気と注目を集めているだけに、ここで覆らない抽選結果を嘆いてもマイナスでしかないというわけだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- JRA天皇賞・春(G1)エタリオウの「扱い」が鍵? 「最強コンビ」桃井はること楠原安里梨が占う平成最後の聖戦
- 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
- 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
- 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か
- JRA矢作芳人調教師「馬場のことは、いつも棟広に聞いているぐらいだから」ジャパンC(G1)にコントレイルを出走させる名伯楽も信頼!『KEIBAコンシェルジュ』棟広良隆氏【特別インタビュー】
- 競馬・パチスロ「勝ちまくり」の無双モード!?「キャプテン渡辺」が濃厚すぎる上半期を振り返る!!【特別インタビュー】
- 【NHKマイルC】父は名マイラー、母もマイルG1馬の「黄金血統」、前走惨敗で評価急落も…注意しておきたい激走候補2頭
- 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
関連記事
「世界的潮流」により変貌を遂げる凱旋門賞。近年の「傾向」が映し出す、マカヒキがもっとも警戒すべきライバルは……
凱旋門賞の記憶~2006年ディープインパクト~ 世紀の名馬の敗退は常に「風邪」が理由だった? 失格の「裏側」にある真実とは
日本史上最強馬・エルコンドルパサーを超えない限り日本競馬に前進はない。「世界史上最高の領域」に踏み入り、マカヒキは日本競馬の「新たなる時代」の扉を開けるか
【徹底考察スペシャル】凱旋門賞(G1) マカヒキ「『落鉄だけではない』ニエル賞で格下相手にクビ差の辛勝となった『原因』を徹底分析!日本の凱旋門賞制覇の可能性に迫る」
注目の凱旋門賞、混戦模様も実は「1強」!? マカヒキに立ちふさがる欧州最強・ポストポンドが世界から絶賛される理由