真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.09.28 08:19

【徹底考察スペシャル】凱旋門賞(G1) マカヒキ「『落鉄だけではない』ニエル賞で格下相手にクビ差の辛勝となった『原因』を徹底分析!日本の凱旋門賞制覇の可能性に迫る」
監修=下田照雄(栗東担当)

日本競馬はこれまで「この馬で負けたら仕方がない」という競馬界の頂点に君臨した名馬を、何度も凱旋門賞(仏G1、芝2400m)に送り込んできた。だが、その度に日本のホースマンの夢や思いは儚く砕け散った。
そしていつしか、この欧州最高の舞台を制することが日本競馬の「悲願」になった。
史上稀にみるハイレベルな世代として、早くから現在の競馬界の勢力図を塗り替えるといわれてきた『史上最強世代』。そんな稀代の3歳馬たちの中で、世代の頂点を決める日本ダービーを勝利したマカヒキは、日本を代表して凱旋門賞に挑むに相応しい存在といえるだろう。
だが、日本中の期待を背負ったマカヒキのフランス初戦は、勝利したものの決して「順風満帆」といえるものではなかった。
11日のニエル賞(仏G2、芝2400m)、直前で最大のライバルと目されていた今年の英愛ダービー馬ハーザンドが回避を表明。その結果、出走馬はわずか5頭、マカヒキを除けばG1どころかG3を勝った馬が一頭いるだけという寂しいメンバーとなった。
それを受けて、C.ルメール騎手は「多分、ニエル賞で3馬身、4馬身、5馬身……(離すことが)できると思います」と断言。メンバー構成、英大手ブックメーカー・ウィリアムヒル社で、マカヒキが単勝1.44倍の断トツ1番人気に推された事実を考慮しても、鞍上の強気な発言を実現しなければならない立場だった。
PICK UP
Ranking
17:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬