
JRA異例の無観客競馬も「ネット全盛時代」で売り上げは微減!? 即PAT加入者は4倍増
29日、土曜の開催は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、戦後初となる無観客競馬の開催となった。通常のTV放送に加え、グリーンチャンネルを無料開放するなどして売り上げ減に対応した。
中山では競馬場に入場できないことを知らずに来場したファンの人たちに、JRAの職員らが正門前で説明と対応にあたった。パドックも無人、館内にも関係者以外は不在となり、入場できないエリアはコーンなどで仕切られる淋しい光景だった。
無観客競馬の影響で競馬場やウインズで購入するファンが、馬券を買えないことで売り上げ減が懸念されたが、この日の売り上げは前年比12・6%減の178億4354万5100円にとどまったことには、JRAも胸を撫で下ろしたのではないだろうか。
昨年の同時期における総売り上げが、2日間合計で約532億円だった。このうち、現金投票による割合が約29・7%にあたる約158億円と、ネット投票による売り上げは約70%の想定となっていた。
全国のウインズなど場外発売所での発売は取りやめ、電話・インターネット投票のみの発売となったものの、微減で済んだことは嬉しい誤算だったかもしれない。
これには現在の「ネット全盛の時代」も大きく影響したと考えられそうだ。一昔前では、一般的にそれほど浸透していなかったネット投票も、CMや告知で新規ユーザーの獲得に成功している。
今ではスマホがあれば、すぐに馬券を購入できる時代へと変わったことも大きい。
また、競馬ファンも「緊急事態」に対して即PATの加入が進んだようだ。JRAによると27日には1722件の新規加入があり、これは昨年同日の448件の約4倍の数字となる。
「G1の週の平日に1日1000人を超える申し込みのあったことはあるが、そうじゃない週の平日にこの数字は珍しい。無観客レースでも馬券が買えることが影響したものと思われます」(JRAネット販売課)
即PATの加入者は現在約290万人で昨年は50万人の加入があった。JRA指定の銀行に口座を持っていれば、すぐに加入できるように身近な存在となっている。
今年は現金購入分がゼロとなった割には、ネット投票での売り上げが前年比22・1%増となり、減少を軽減する結果となった。
JRAとしてはネット販売に力を入れて来たことが、戦後初となる未曽有の危機から救ってくれたといえそうだ。
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