
JRA中山牝馬S(G3)最有力コントラチェックに不安!? 中山大得意も見え隠れする「モロさ」
14日(土)に中山牝馬S(G3)が開催される。春の女王決定戦ヴィクトリアマイル(G1)の前哨戦とあって、多くの有力牝馬が顔を揃えたが、ここで好走が期待されるのが、コントラチェック(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だ。
昨年フラワーC(G3)で見事な逃げ切り勝ちを収めたコントラチェックは、勢いそのままオークス(G1)に向かう。レースでは2番手で進んだものの、最後の直線で粘ることができず9着。また秋は牝馬3冠最終戦・秋華賞(G1)に直行し、ここでも果敢に前に出たが15着。人気を大きく裏切る結果に終わっていた。
だが昨年末のターコイズS(G3)では一変。古馬との初顔合わせとなったここで好スタートを見せると、序盤から後続を大きく突き放す単騎逃げ。直線でも、後続にその影すらも踏ませずにゴール。1分32秒2のレースレコードを記録する圧巻の逃げ切り勝ちを収めた。
「牝馬クラシックが残念な結果に終わったこともあり、評価を下げつつありましたけど、ターコイズSの勝利で復権しつつあるように思えます。
フラワーSでもコントラチェックは単騎逃げで勝利していますし、まだ精神的に幼い面があるのか、ハナを奪われる、もしくはライバルに競りかけられると落ち着きを失う傾向にあるようですね。主戦のルメール騎手も秋華賞後に、敗因として休み明け、重い馬場のほかに、『内の馬にマークされました。そんなにリラックスして走れませんでした』と明かしていました」(競馬誌ライター)
コントラチェックは過去4勝すべてを“逃げ”であげている。今回はモルフェオルフェなど逃げ、先行するタイプの馬も数頭出走予定。すんなりとハナを奪えるかどうかが勝負の鍵となるだろう。
「1週前追い切りでコントラチェックは美浦・Wコースを馬なりで6ハロン83秒5、ラスト13秒3。軽めが信条の藤沢流なので時計は出ていませんが、動きは良かったですね。藤沢師も『昨年のオークス(9着)を使った頃に比べたら、随分と馬はたくましくなっている』と、成長っぷりに目を細めていましたよ。
コントラチェックは芝1800メートル以下なら【4.1.1.0】と抜群の安定感を見せています。さらに中山競馬場では重賞勝ちを含む4戦3勝・2着1回と、距離、コースともに得意としているようです。ここでの死角は見当たりませんね。陣営としてはここをこれ以上ない形で終えて、次の大一番に臨みたいでしょうね」(競馬記者)
今回は一番人気に支持されるとも考えられているが、中山牝馬Sでは、過去10年で1番人気の馬は1勝しかあげていない。波乱傾向が強い1戦を乗り越えて、コントラチェックは春の大一番に殴り込みをかけることができるのだろうか?
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