
【スプリングS(G2)展望】G1・2着馬ヴェルトライゼンデが始動!「ここでは抜けた存在」皐月賞で再戦コントレイルに果たし状
22日、日曜中山メインはスプリングS(G2)が行われる。過去10年でこのレースから皐月賞(G1)を制した馬は共同通信杯(G3)の4頭に次ぐ3頭と関連性が強い。本番を占うにも重要なステップレースとなる。
昨年のホープフルS(G1)を2着のヴェルトライゼンデ(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)が今年初戦を迎える。新馬、萩S(L)を連勝し、2戦2勝で挑んだG1では、先に抜け出したコントレイルを捉えることはできなかったが、3着ワーケアには2馬身差をつけた。
スプリングSは、前回手綱を取ったO.マーフィー騎手から池添謙一騎手への乗り替りとなる。池添騎手は昨年のマイルCS(G1)では、福永祐一騎手の騎乗停止により、急遽代打の大役を果たし、見事に優勝するなど大一番での勝負強さに定評のある騎手だ。
また、ヴェルトライゼンデの父ドリームジャーニーは現役時代、池添騎手のお手馬だった上に、その全弟オルフェーヴルもまた、同騎手のお手馬だった。この血統の癖は知り尽くしているといえるだろう。
11日の1週前追い切りでは池添騎手を背に栗東・CWで6F80秒4-11秒9をマーク。併せたアイスバブルに半馬身、スティーンに1馬身先着した。見届けた池江泰寿調教師も「動きは良かった。体も幅が出てきた」と成長を感じ取っていた。
前走で敗れたコントレイルに雪辱を果たすためにも、ここはしっかりと勝っておきたい。
ココロノトウダイ(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)は、5着と敗れた共同通信杯(G3)から巻き返したい。未勝利、きんもくせい特別(2歳1勝クラス)を連勝して臨んだが好位から伸び切れなかった。2走続けて12キロ増の馬体で太目残りだった可能性もある。絞れていればチャンスもあるだろう。
出て来るようならサクセッション(牡3、美浦・国枝栄厩舎)は面白い存在だろう。前走ジュニアC(L)では2着馬に2馬身半の差をつける完勝だった。
他にもフォルコニア(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)、アオイクレアトール(牡3、美浦・古賀慎明厩舎)、シルバーエース(牡3、橋口慎介厩舎)、地方競馬から皐月賞の権利取りを目指すガミラスジャクソン(牡3、兵庫・長南和宏厩舎)らが出走を予定している。
第69回スプリングSは22日、15時45分の発走だ。
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