JRA日経賞(G2)ミッキースワローと横山典弘騎手は、菊沢隆徳厩舎を前走の悪夢から救うことができるのか?

28日(土)、中山競馬場では天皇賞・春(G1)に向けての重要なステップレース、日経賞(G2)が行われる。
『netkeiba.com』の予想単勝オッズでは、ミッキースワロー(牡6歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)が2.6倍で1番人気に支持されている。
前走のAJCC(G2)はこの馬にとっては、悪夢と呼ぶべきレースだった。敗因は、レース中に故障したマイネルフロストの影響を受けた点に尽きると言っていいだろう。ミッキースワローを管理する菊沢隆徳調教師もレース後、「大事なところでアクシデントに巻き込まれてしまいました。残念です」とコメントしている。
その菊沢隆厩舎だが、今年の1月は3勝と好調だった。同厩舎の年間勝ち星は2015年に挙げた26勝が最多だったが、今年はその数字を更新する可能性もあった。しかし、2月は未勝利に終わり、3月も22日(日)終了時点で勝ち星はない。
菊沢隆厩舎の今年3勝目は1月26日(日)中山5R(3歳未勝利戦、勝ち馬はエレガントチャーム)。この日はミッキースワローが不利を受けたAJCC当日である。偶然ではあるが、この日を最後に年明けから好調だった厩舎は全く勝てなくなってしまった。
結果的に厩舎の勢いが大きく変わってしまったミッキースワローの敗戦から2ヶ月が経過しようとしている。この悪い流れのきっかけとなってしまったミッキースワローは、その流れを断ち切ることはできるだろうか。
ミッキースワローは3月に入ってから美浦の南Wで既に6本の時計を出している。18日(水)の1週前追い切りでは、元騎手でもある菊沢隆師自らの手綱で5F67秒2、ラスト1F12秒7を馬なりでマーク。格下馬を1秒3追走して併入する内容からは、調整に抜かりはない様子が伝わってくる。
2017年のセントライト記念(G2)と昨年の七夕賞(G3)を制し、2018年には大阪杯(G1)とジャパンC(G1)でいずれも5着に入った実力馬である。2017年の菊花賞(G1)では3番人気に支持されたこともある。この厩舎の稼ぎ頭で、流れを変えたいと思うのは当然だろう。
今回も鞍上はAJCCと同様、横山典弘騎手が務める。菊沢隆厩舎が1月に挙げた3勝のうち2勝は横山典騎手によるものだった。横山典騎手と菊沢隆調教師は義兄弟という間柄でもある。
菊沢隆厩舎の初めてのG1勝利は2017年のNHKマイルカップだが、当時の勝ち馬アエロリットに騎乗していたのも横山典騎手だった。果たして日経賞で、ミッキースワローと横山典騎手は菊沢隆厩舎を救うことはできるだろうか?
厩舎の今後を占う一戦となるかもしれない。
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