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JRA菊沢一樹「未成年飲酒」越えミッキースワローと飛躍!? オールカマー(G2)2強に割って入れるか

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 今週末の9月22日(日)に中山競馬場で開催される伝統の一戦、オールカマー(G2)。競馬ファンが注目するのは、今年4月にQE2世C(G1)を勝利したウインブライトと2007年のダービー馬レイデオロの同世代直接対決だろう。ここでの結果次第で、“世代最強”の称号がレイデオロからウインブライトに移る可能性すらある。2頭がバチバチと火花を散らすことが予想されるが、そこに割って入ることを期待されているのが、ミッキースワロー(牡5歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)だ。

 今年、ミッキースワローは始動戦となる新潟大賞典(G3)で、横山典弘騎手を背に後方から脚を伸ばし2着と好走。だが、2番人気に支持された エプソムC(G3)では10着とまさかの大敗。レース後、菊沢調教師は「馬場が緩く典型的な前残り」と展開が向かなかったと肩を落とした。

 そして陣営は次走の七夕賞(G3)で、2年ぶりに鞍上を菊沢一樹騎手に戻すことを決断。前走同様馬場が緩く、ミッキースワローには厳しいかと思いきや、それを見越していたのか、菊沢騎手は早めに動く。3角から外に出されたミッキースワローは猛然と上がり、最後の直線を先頭で迎えると、クレッシェンドラヴらの後続を抑えて押し切り勝ち。約1年ぶりとなる勝利を収めた。

 レース後、重賞初制覇を達成した菊沢騎手は「皆さんのおかげです。馬を信じて乗った結果ですし、馬に感謝したいです」と述べた。そして「思った以上に気分よく走ってくれて、いつもより前のポジションになりました」といい、それでも押し切る自信はあったが「福島の直線がこんなに長く感じたのは初めてです」と振り返った。

 ミッキースワローはデビューから、菊沢騎手が鞍上を務めていた。同馬で重賞初騎乗を果たすなど、ともに飛躍することが期待されていたものの、菊沢騎手の未成飲酒が発覚。JRAから約1カ月の騎乗停止処分が下り、これがコンビ解消の一因となったともいわれていた。その後、ミッキースワローには伯父である横山騎手が騎乗し、朝日セントライト記念(G2)を勝ち、G1競走でも掲示板に載るなど活躍を繰り広げていた。

「当時、菊沢騎手は通算31勝を超えていなかったので、G1競走に騎乗する資格はありませんでした。ですので、菊花賞出走を目指していたミッキースワローの陣営からすれば、この乗り替わりは早くから計画していて、いずれは菊沢騎手に戻すことすらも織り込み済みだったのかもしれません。ですが、飲酒事件が発覚したこともあり、菊沢騎手のイメージは悪化。管理するのは父の菊沢隆徳調教師ですが、世間の注目も高まった以上、戻したくとも戻せなかったのでしょう。

 それから2年が経ちましたが、前々走に大敗したこともあり、ようやく菊沢騎手の手元に戻ってきましたね。今年は、菊沢騎手はキャリアハイを更新するペースで勝利を積み重ねていますし、重賞初制覇も達成。以前よりも自信もついているはず。相手は強化されますが、ここでもやってくれるでしょう(競馬誌ライター)

 前走後に菊沢騎手は涙を流しつつ関係者に感謝の言葉を述べ、さらに「父の菊沢隆徳先生にはデビューしてからいろいろ迷惑をかけてしまっていました」と明かしている。同馬に懸ける思いは人一倍強いはずだ。菊沢騎手はミッキースワローで再度、父に受賞勝利を捧げることができるだろうか?

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